孤高のリリシスト ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)が影響を受けたラッパー、好きなラッパーTOP3

Mighty Crownの公式YouTubeチャンネルで展開中の対談企画<Special Conversation Series>に、第3回目のゲストとしてHIPHOPシーンからILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)が出演した。これまでほかのメディアでは見られなかった、まさしく“スペシャル”な組み合わせだ。対談ではMASTA SIMONのリードのもと、ラップを始めた経緯や好きなアーティストについてなどが掘り下げられ、2人の意外な共通点も浮き彫りになった。

Mighty Crown Official/YouTube

海外のHIPHOPで影響を受けたアーティストについてたずねられ、「俺は100%、Nasだね」と言い切るILL-BOSSTINO。当初は、ラップスタイルや雰囲気そのものをカッコいいと思っていたが、あるときリリックの内容を知りたいと思い、『Illmatic』(1994年)の和訳を初めて読んだ際に彼らの知識水準に驚かされたという。「ここまで世の中のことを言葉だけで表現しきる奴がいるかっていうのが本当衝撃だった」と振り返った。

「ほかにTOP3をあげるとしたら?」という問いにILL-BOSSTINOが答えたのは、Nas『Illmatic』、Jeru The Damaja『The Sun Rises in The East』(1994年)、Notorious B.I.G『Ready To Die』(1994年)。この内容に「まさかJeruが出てくるとは思わなかった」と意外そうなMASTA SIMON。だが「俺もJeruはめちゃくちゃ聴き込んだ。大好きなラッパー」と賛同した。

同じ年にリリースされた作品が並んだことについて、「あの時代のHIPHOPが好きだった。すごいヤラれた」と語るILL-BOSSTINOだったが、ここ10年は日本のHIPHOPを聴いているという。なかでも沖縄のシーンに注目しているそうで、そのきっかけとなったラッパーとしてRITTOの名をあげた。また、昨年続けて同じ現場に入ったことを機に、MACCHO(OZROSAURUS)とようやくリンクできたことについて「俺のなかでは大きな歴史の一つだったね」と嬉しそうに語った。

さらに、SAMI-Tが楽曲プロデュースしたこともあるレゲエDEE JAYのJ-REXXXについて、ILL-BOSSTINOが「歌い方とかスタイルとかっていうのはレゲエなんだろうけど、俺はあの人にロックを感じる」と述べると、MASTA SIMONは間髪入れずに「いやもうホント、パンクだねアイツは」とコメント。J-REXXXが持つ“人を惹きつける力”について、両者ともに深く共感し合う一幕も見られた。

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