どアウェー「AIR JAM 2012」で勝負 ジャンルを壊したマイティ・クラウンとTHA BLUE HERB

Mighty Crownの公式YouTubeチャンネルで展開中の対談企画<Special Conversation Series>に、第3回目のゲストとしてHIPHOPシーンからILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)が出演した。これまでほかのメディアでは見られなかったMASTA SIMON × ILL-BOSSTINOという、まさしく“スペシャル”な組み合わせが実現。2人の出会いから、ラップを始めた経緯など、リラックスした空気のなかで濃厚なエピソードの数々が語られた。

Mighty Crown Official/YouTube

両者が邂逅したのは『AIR JAM 2012』だったという。Hi-STANDARDが主催するこのフェスに、REGGAEシーン代表/HIPHIOPシーン代表として、まったく異なるジャンルから出演する彼らは、いわばアウェーな環境で勝負する同志のような立場にあった。

2daysの初日にステージを終えたMighty Crown一派とホテルのフロントで遭遇したときのことを、「なまらやり遂げた顔してた」「“やったんだな”っていうのは会った瞬間にわかった」と振り返るILL-BOSSTINO。同時に、翌日に控えた自身のステージへのプレッシャーもさらに大きくなったと笑う。

その日のMighty Crownのステージは、まばらな客席を前にスタート。しかし彼らは、TOSHI-LOW(BRAHMAN)やキヨサク(モンゴル800)といったAIR JAM 2012に出演する人気アーティストのDUBを集め、そこでしか聴けないDUBをかけるという戦法で観客のハートをガッチリとつかんだ。「いないところからどんどん人が入ってくる。そういう意味でロックファンは音楽に対してピュアだと思う」と語るMASTA SIMONに、ILL-BOSSTINOは何度も大きくうなずいた。

当時のMASTA SIMONは海外との往来が多く、日本のHIPHOPシーンでもいくつかカッコいいと思えるアーティストがいたものの、THA BLUE HERBの音源には「あんまりピンときてなかった」という。だが、AIR JAM 2012で初めてライブを観て「全部を覆された」と明かす。盛り上げ方の異なるロックの土俵にマイクとターンテーブルだけで立ち向かい、言葉のパワーで会場をロックアウトしていく姿に「俺も完全に飲み込まれちゃった」と、“戦友”への惜しみない賛辞を送った。

なお、Mighty Crown公式YouTubeチャンネルの<FLASH BACK SERIES>において、実際の『AIR JAM 2012』公演をほぼフル尺で収めた未公開映像『ジャンルの壁をぶっ壊す!どアウェーからホームへ変える方法』が公開中。当日の流れや選曲など、鳥肌必至のステージを堪能しよう。

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