いま明かされる、映画 『マトリックス』の真実

シリーズ最新作となる『マトリックス4』が絶賛撮影中だが、オリジナル3部作の監督・脚本を手掛けたウォシャウスキー姉妹(※当時はウォシャウスキー兄弟)の妹リリー・ウォシャウスキーが、『マトリックス』は実は「トランスジェンダーの寓話」であったことを認めた。

Netflix Film Club/YouTube

1作目となる『マトリックス』が公開されたのは1999年、続く2作目『マトリックス リローデッド』と3作目『マトリックス レボリューションズ』は2003年に公開されたが、当時世の中はトランスジェンダーへの理解が進んでいなかったとリリー。しかしここへきて、「この映画は裏でトランスジェンダーについて描いているのでは?」という憶測がファンの間でも広がると、「ようやく公にできて嬉しい」と明かしている。

リリーによると、『マトリックス』は「トランスフォーメーションへの憧れ」を描いているが、当時業界全体の理解が進んでいなくて受けいられないと思ったのであえて触れなかったという。ちなみに1作目に登場する金髪に白スーツのキャラ“スウィッチ”は、当初現実世界では男で、マトリックスの世界では女という設定だったそうだ。

Warner Bros. UK/YouTube

これを受けてNetflixは公式ツイッターでこれに対する考察をツイート。例えば『マトリックス』で有名な「赤い薬と青い薬」のシーンは、映画内ではローレンス・フィッシュバーン演じるモーフィアスがキアヌ・リーヴス演じる主人公ネオに差し出し、「赤い薬を飲めば真実を見る。青いピルを飲めば全て忘れ元の世界に戻る」というシーンだったが、「これはホルモン療法の暗喩ではないか」、『マトリックス』の最後のシーンでカメラがパソコン画面の「SYSTEM FAILURE」という文字をズームアップしていき最後に「M」と「F」だけ映るのもジェンダーを彷彿とさせるといった見解を連投している。

ちなみにラナ&リリーの姉妹は『マトリックス』3部作ではラリー&アンディ・ウォシャウスキー兄弟としてクレジットされているが、ラリーが自分のジェンダーは女性であることを2012年にカミングアウトし、続いてアンディも2016年にカミングアウトして、現在はそれぞれラナとリリーとして活動を続けている。

シリーズ最新作『マトリックス4』は、キアヌ・リーヴスやキャリー=アン・モスらも再集結。リリーの名前は今のところ出ていないが、姉のラナ・ウォシャウスキーが監督と共同脚本を務めることが報じられている。

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