全国の不良から品定め 漢 a.k.a GAMI、修羅場をくぐり抜けたリアル

伝説の元ヤクザ、チカーノになった日本人として知られる“HOMIE KEI”井上ケイ氏のYouTubeチャンネルで漢 a.k.a GAMIがゲストに登場し、とある“秘訣”について語った。

KEI family/YouTube

11月10日公開のエピソードでゲスト出演した漢 a.k.a GAMIがラッパーとして全国をサバイブしてきた貴重なエピソードや学びについて話している。井上氏、漢 a.k.a GAMIともに柔らかな話声が印象的だが、いくつもの修羅場をくぐりぬけてきた者同士でもある。そんな彼らが考える”リアル”とは。

「ギャングスタの真似みたいな、リアルじゃないラップが日本でも一時期増えましたよね」と井上氏が話すと「そうですね」と同意する漢 a.k.a GAMI。仲間を殺し殺され、といった体験をしていない人間が、ギャングスタ・ラップの真似事をしてもどうしても“リアルさがない”と井上氏は言う。

これに対し漢 a.k.a GAMIは「自分はそこまで不良として名をあげようとはしなかったけど、そういう場所に身を置いてきた」と前置きし「それぞれの現実を歌うことが大事」と主張する。大学生ならキャンパスのことを歌えばいいし、普通の家庭に育っても問題は有るだろうからそれを歌えばいい、とのことである。タフな現場をくぐり抜けてきた両者ともに“リアル風”ではなくそれぞれの“リアル”を表現することが重要だと考えているようだ。

漢 a.k.a GAMIの「自分の街でやってないことは人の街でもやらないほうがよい」という言葉もかなり重要ではないだろうか。地方のタフな地元で育った不良が、東京に拍子抜けして舐めていると、むしろ病んだり、後に逆襲に遭うことも有る、と漢 a.k.a GAMIは言う。
そうならずにサバイブしていくためにも、自分にとっての“リアル”を見つめることが大事ということなのだろう。地に足をつけることの重要性、というのもありきたりな教訓だが、漢・a.k.a GAMIが話すと重みがある。ラッパーとして活動する中で、全国の不良たちから“リアルかどうか、本物かどうか、品定めされるようにパーティに呼ばれてきた”というが、その中で導き出してきたスタンスや矜持はやはり“リアル”である。

ラップ中にパーティを止めに乱入してきたヤクザとの逸話などはかなりしびれる内容だ。それらに耳を傾ける井上氏の静かな表情からも凄みがにじみ出る。筋金入りの二人による貴重なエピソードは必見だ。

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