ZORN「ヤバい」西成「愛すべき人」 般若、昭和レコード誕生秘話

般若がワンマンライブ「JAPAN TOUR 2019」を11月2(土)・3(日祝)・4(月)の3日間、渋谷VUENOSにて行なうことが決定。また、今年1月11日に行ったキャリア初の日本武道館でのワンマンライブ「おはよう武道館」のブルーレイ・ディスク版が8月7日(水)に一般発売も発表された。

そんな般若が少年時代からの歩みを綴り、昨年末に出版したのが『何者でもない』(幻冬舎)だ。その中から昭和レコード発足時の秘話と、SHINGO☆西成、ZORNの入所時のエピソードを紹介したい(ZORNは現在、昭和レコードを退所している)。

昭和レコード発足以前は次々とアルバムをリリースしつつ、全国からライブの誘いも受けるというノリに乗った日々を送っていた般若だったが、常々「マネージャーがいない」という悩みを抱えていた。スケジュールはもちろん、ギャラの交渉まで自身しなければならず、本人は「なかなかしんどいものがあった」と、当時の心境を綴っている。

そんな折、般若は「アーティストを発掘したり、スケジュールの管理や調整をしてくれたり、作品の販売を一緒に考えてくれたりするプロフェッショナル」の“A&R”という業務を担当する豊嶋一衛氏と関根隆氏から「うちで一緒にやらないか?」と声を掛けられたという。

当時所属事務所はなく、フリーだった般若は「涙が出るほど嬉しかった。自然と二人に頭を下げていた」と振り返っている。こうしてインディーズレーベル・昭和レコードは産声を上げたとのことだ。

その後、昭和レコードのスタッフに「SHINGO☆西成ってどう思う?」と聞かれたという般若。「すげえいいラッパー」と答えたそうだが、大阪でライブをした際、西成は般若のところまでやってきて「SHINGO☆西成です、おおきにホーチミン」と言って走り去っていったという過去があり「愛すべき人であるのも間違いない」と綴っている。

当時Libra Recordに所属していた西成だったが、当時レーベルとは「うまくいっていない」状態だったそう。「だったら昭和レコードで一緒にやんないかな」と思った般若は動き出し、恵比寿LIQUIDROOMの6周年記念イベント『DREAM MATCH』のステージ上で、西成の昭和レコード入りを発表している。

“昭和レコード第三の男”ことZORNと般若の出会いは『UMB2008』の東京予選で、般若は当時19歳だったZORNの第一印象について「こいつ、ヤバいな」と見入ってしまったことを明かしている。

その後、数年はまったく接点がなかったそうだが、とあるライブで再会をすると「般若さん、これよかったら聴いてください」とアルバムを手渡されたという。それを聴き「こいつ、カッコイイな」と引き込まれたという般若は「『賭けるものがないんです 人生でいいですか?』なんていうリリックは、誰にでも書けるものじゃない」「朝から夕方までの仕事を週六で続けるあいつだから表現できる喜怒哀楽があると思った」と綴っている。

その後、ZORNと直接会って「お前さ、昭和レコードで俺と一緒にやんない」と声をかけたという般若は、翌年の2014年の1月30日『コンサート』のツアーファイナルとなったSHIBIYA-AXでのライブで、ZORNの昭和レコード入りを発表した。

hotmuzik1989/YouTube
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