ダサい音楽をブッ飛ばしてやり直す “今観るべき映画”『破壊の日』テーマソング制作秘話

最新作『破壊の日』が絶賛公開中の豊田利晃監督が“親分”と慕う「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(ニッポン放送)に出演した。

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もともとは東京オリンピックの“裏”での公開が予定され、「資本主義の物の怪(もののけ)に取り憑かれたような東京を、祓(はら)い清めるような映画を作りたい」という企画からスタートした本作では、高田が作詞、佐瀬寿一が作曲を手掛け、西方裕之が歌う『日本列島やり直し音頭』のカバーがテーマソングになっている。

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新型コロナウイルスの影響による撮影延期やスケジュール変更を乗り越え、6月22日にクランクイン。30日にアップして、完成したのが7月22日。そして24日に劇場公開という驚異的なスピードで制作された。

テーマソングの『日本列島やり直し音頭二〇二〇』は、豊田監督と切腹ピストルズの隊長・飯田団紅が「世の中を明るくするような2020年の応援歌を作りたい」と、2019年から企画していた楽曲だ。妻の地元・栃木市西方へ移住した飯田から「祭りで音頭かなんかやりたい」と相談された豊田監督が、“西方 音頭”でYouTubeを検索したら2012年にリリースされた西方裕之による『やり直し音頭』がヒット。飯田の本名が“ヒロユキ”だったため、直感的に切腹ピストルズでのカバーを勧めたという。

しかも当時、オリンピックに合わせた『東京五輪音頭-2020-』が発表されていたため、豊田監督は「こんなのが2020年のメインテーマになるんだったら、やり直しましょうと。関係性のあるミュージシャンたち、アーティストたちに声をかけて録ろうと思った」と語る。

最終的には向井秀徳(NUMBER GIRL、ZAZEN BOYS)、小泉今日子、マヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)、ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)、伊藤雄和(OLEDICKFOGGY)という豪華メンバーが集結することになった。「『東京五輪音頭』みたいなダサい音楽をぶっ飛ばして、『日本列島やり直し音頭』で紅白出るぞっていう勢い」と豊田監督は当時を振り返っている。

映画について聞かれた豊田監督が「いま観る映画だと思っています。コロナのなか、みんな自粛しろって言うなかで、逆境に逆らって、国の言うことなんか聞いてられないと映画を作って、コロナで心が病んでいる人たちの心が救われるような映画になったと思うので、ぜひ楽しんでください。そして映画を観た後は『やり直し音頭』をよろしく。紅白めざしたいと思います(笑)」と語ると、高田も「目指せこの野郎!(笑)」とエールを送った。

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