“ラップ・ゴッド”エミネム、さすがのスキルと貫禄を見せつける

エミネムのレーベル<Shady Records(シェイディ・レコーズ)>は、スローターハウス、イェラウルフなどの所属アーティストに加え、2017年からニューヨーク州バッファローを拠点とするレーベル<Griselda Records>のWestside GunnやConwayとのディストリビューション契約や、カリフォルニア州コンプトン出身のBoogieとの契約を結ぶなど、新たなラッパーたちを迎え入れてきた。

<Shady Records>が2021年7月に新たに契約したのが、ジョージア州アトランタ出身の若手ラッパー・GRIP(グリップ)。レーベルへ新加入したばかりのグリップが8月27日にリリースしたメジャーデビューアルバム『I Died For This!?』では、収録曲「Walkthrough!」にエミネムがゲスト参加し、高速ラップを繰り出しながら期待のラッパーをバックアップしている。

コラボ曲「Walkthrough!」の中で、エミネムは“グリップ(しっかりと握る)”という言葉にちなんで、「No pun intended, but GRIP, hold on to this moment(ダジャレを言うつもりはないが、グリップ、今という瞬間にしがみつけ)」「Cause soon as you reach the top, they gon’ want you to fall from it(なぜなら頂上に上りつめた途端、連中は突き落としたがるからな)」と、自身の経験を踏まえてファミリーに加わった若手ラッパーへのアドバイスを送っている。

GRIP/YouTube

エミネムは2020年12月に新曲を16曲追加してアルバムのデラックス盤『Music To Be Murdered By – Side B (Deluxe Edition)』をリリースし、2021年5月には同アルバム収録曲「Killer」のリミックスでYBNの元クルーであるコーデー、ジャック・ハーロウを迎えるなど、勢いのある若手有望株のラッパーたちともサプライズ共演している。

ヒップホップの世界で多数のヒット曲を生んできた“ラップ・ゴッド”にして、数々のビーフを繰り広げ、さらに数多くのアーティストとのコラボも果たしてきたエミネム。長い間ラップし続けてきた彼だからこそ、世代を超えたラッパーの共演においても説得力のあるメッセージを放ち、さすがのスキルと貫禄を見せつけている。

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