聞き分けのないバカか、魅力なのか? “レペゼン足立区” 武居由樹はまだまだ強くなる

第2代K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者、初代Krushバンタム級王者の武居由樹と、第3代K-1 WORLD GPフェザー級王者の江川優生の2人を育てあげたジム「POWER OF DREAM」の会長、古川誠一氏。古川氏が執筆した『下剋上トレーナー』(ベースボールマガジン社)では、武居と江川の違いについて綴られている。

武居はインタビューなどで、古川氏が試合後に自身に対して厳しい点数をつけることを明かしているが、本著でも2019年6月の『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~』で、武居が全試合KO勝利という快挙を成し遂げたにも関わらず、1回戦から決勝までを100点満点中40点、0点、20点と採点している。

ジムのどの選手にも平等に接するようにしているという古川氏だが、周囲からは「武居選手のときがとくに険しい顔をしていますよね」「一番怒っているのは武居選手ですよね」と言葉をかけられることが多いそうで、古川氏自身も付き合いがどの選手よりも長いことから「アイツなら、もっとできることがあるんじゃないか」と期待を寄せてしまうのだとか。

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パワーオブドリーム2人目の王者となった江川については「由樹とは違うタイプ」だとして、練習で積み上げてきたことや、試合前に決めた形などを「試合でコンスタントに出していく」と解説。この点が武居との違いなのだそうで、古川氏によると武居は「僕の思っていたのと違う部分を見せたりする」と、試合中に想定と異なる形や戦術を使うことがあるため、その印象で「点数を低くつけてしまっているのかもしれない」と分析する。

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そんな武居について、古川氏は「僕の想像を超えた“のびしろ”なのか、それとも聞き分けのないバカなだけなのか。どちらにしてもちょっと危うさを感じさせる部分が、ひょっとしたら由樹の底知れぬ魅力なのかもしれない」と締めくくっている。

武居は現在24歳で、江川は22歳、これから格闘家として絶頂期を迎えるであろう2人がどのような成長と活躍を見せてくれるのか、今後も注目が集まることは間違いない。

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