マフィア社会で使う独特の用語とは? FBI 対 5大ファミリーの抗争から学ぶ

マフィアが隆盛を極めた70年代のニューヨークで、FBIが主導した5大ファミリーの解体計画に迫るNetflixドキュメンタリー『フィアーシティ:ニューヨーク対マフィア』。

Netflix/YouTube

連邦捜査員や元マフィア関係者のインタビュー、当時の捜査資料などから構成される本作では、マフィアが使う独特の用語が登場する。そこで今回は、マフィア社会で使われたスラングの意味を紹介しよう。

マフィアの組織にまつわる用語で、「wise guys(ワイズ・ガイズ)」は犯罪組織のメンバーのこと。その中でも、街を恐怖で支配した犯罪組織の集団は「bulls(ブルズ)」、ストリートクルーのリーダーは「Caporegime(カポレジーム)」や「Captain(キャプテン)」と呼ばれた。そんなマフィアのファミリーのトップに君臨するのが「boss(ボス)」であり、5大ファミリーのボスたちが集まる「The Commission(ザ・コミッション)」なる会議も開かれていた。

シチリア系も多かったマフィアの間では、イタリア語で“馬鹿、間抜け、IQの低いやつ”を意味するスラング「mameluke(ママルーク)」も使われた。彼らは「toilet water(トイレット・ウォーター)」と呼ばれる安っぽいコロンを愛用し、「open-neck(オープンネック)」という開襟シャツを着るファッションも好まれていた。

マフィアの資金源となった組織犯罪がらみの用語としては、「moola shmoola(ムーラ・シュムーラ)」が“金”、「junk(ジャンク)」がストリートで取引される“麻薬”を意味した。汗でびしょびしょになることは「schvitz(シュヴィッツ)」、ギャングによって殺されることは「whacked(ワックト)」、警察に逮捕されることは「pinched(ピンチト)」。そして、「tough noogies(タフ・ヌーギーズ)」と言えば「too bad(残念だ、ひどい)」を意味する表現だった。

本作ではマフィアが建設業をはじめとする様々な業界を支配しながら、国を操っていた様子が明らかになる。建築プロジェクトに決まった付け値を設定し、マフィアに膨大な資金を稼がせていた「the club(ザ・クラブ)」と呼ばれる組織も存在した。

さらに、マフィアが恐れた「RICO法(Racketeer Influenced Corrupt Organizationsの略)」なる法律についても触れておきたい。アメリカ合衆国の連邦法に定められた「RICO法」は、違法行為によって利益を得るラケッティア活動を繰り返す犯罪組織を取り締まる刑事法だ。

シンプルな基本用語から、当時の組織や法律の名称まで……マフィアの世界で飛び交う言葉にも注目しながら、FBIと5大ファミリーの戦いに迫る犯罪ドキュメンタリーを味わってみてはいかがだろうか。話題作『フィアーシティ:ニューヨーク対マフィア』は、Netflixで独占配信中。

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