全くブレないリアルストリート Fucking Awesome × HOCKEY『HOCKEY X』

アパレルブランド「Fucking Awesome(ファッキング オーサム)」と姉妹ブランド的存在の「HOCKEY(ホッケー)」が、「FA WORLD ENTERTAINMENT」の公式YouTubeから『HOCKEY X』をリリースした。前作『HOCKEY 3』から4年ぶりとなるが“3”での不穏な雰囲気とヤバい系音楽の組み合わせは健在だ。相変わらずというか、全くブレない“HOCKEY”らしいビデオになっている。

FA WORLD ENTERTAINMENT/YouTube

基本的にストリートの、整備されていないロケーションが多い辺りが“HOCKEY”らしさ。まずはJohn Fitzgerald(ジョン・フィッツジェラルド 00:30〜2:30)。NIKE SB、Spitfireのスポンサーを受ける知る人ぞ知る実力派だが、動画からはその攻めまくったスタイルが拝める。

nikeskateboarding/YouTube

音楽はNapalm Death(ナパーム・デス)による「Weltschmerz」。グラインド・コア、ハードコアの超有名バンドだが珍しくスローで荘厳な楽曲。ビデオのストーナー的テイストに寄り添っている。

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5:25からのJoseph Campos(ジョセフ・カンポス)は2000年生まれの若手オールラウンダー。やんちゃなイメージそのままの滑りで人気だ。

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若いが、音楽は90’sから活動するドゥーム・メタルの雄Thronesの楽曲というのがシブい、というか“HOCKEY”らしい。

8:05からのDonovan Piscopo(ドノヴァン・ピスコポ)はスケート第一世代だった父親から教わったという、生粋のスケーター。ダイナミックな技を繰り出す。

nikeskateboarding /YouTube

80’s後期から活動していたアリゾナのハードコアバンド Malignus Youthの「I Think I Know」も、もしかしたらむしろ父親が聞いていたのかもしれない。

11:30時点のKevin Rodrigues(ケヴィン・ロドリゲス)の一瞬のパート(というかトリック)。先のナパーム・デスによる超短いトラック「You Suffer」の2秒だけが使われていることにはツッコミコメントも。というか、よくこの選曲に気づいたものである。

11:50からのNik Stain(ニック・ステイン)は2020年に“HOCKEY”のパートでデビューした生粋の“HOCKEY”スケーター。派手な転倒シーンが強烈だが、その後も向こうみずにトリックに挑戦する。音楽は元ゴッドフレッシュのメンバーによる孤高のドゥーム/シューゲイザー/エクスペリメンタル/ドローン・メタルのJESU(イェスー)。

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最後はDiego Todd(ディエゴ・トッド)と仲間たちのパート。Beowulf(ベオウルフ) による「Cruisin」という音楽のチョイスが面白い。ベオウルフはSuicidal Tendencies(スイサイダル・テンデンシーズ)らと並んでカリフォルニアのヴェニス・ビーチ・シーン最初期のバンドだ。スラッシュメタルの元祖が、モータウンの顔とも言えるスモーキー・ロビンソンによる名曲をカバーした、実にユーモアと音楽愛溢れるスラッシュ・バラード(?)である。

しかし若いスケーターたちのパートに、渋めの映像編集とエクストリーム・ミュージックがミックスされるのはオツというか、実に味わい深い。「ええ? これって80’s?」というコメントも実際頷ける。

というわけで、時間の流れ関係なし、ブレないヤバさの“HOCKEY”最新ビデオ『HOCKEY X』はどこを切っても“HOCKEY”らしい映像となっている。だんだんストーンしているかのような気分になる編集もクセになる。これを機に最新アイテムをぜひチェックしてみては。

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