シャザムの宿敵でスーパーマンに匹敵 アンチヒーロー『ブラックアダム』とは?

DCコミックスに登場するヴィラン「ブラックアダム」を主人公とする映画が2021年の公開に向け進行している。主演と製作を務めるのはドウェイン・ジョンソンだ。

ドウェインはInstagramに載せた動画でブラックアダムを演じる意気込みについて語った。

ブラックアダムを演じるのをすごく楽しみにしている。どんなに楽しみにしているか言葉では説明しきれないほどだ。

最初にブラックアダムのプロジェクトが持ち上がったのは2008年のことで、それから10年近く企画を温めてきたという。このプロジェクトにどれほど思い入れがあるか、それで少しわかってもらえるだろうとドウェインは話す。

ブラックアダムはもともとDCコミックスで「シャザム!」の宿敵として登場するキャラクターだ。ブラックアダムは魔術師に選ばれ、スーパーマンに匹敵する力を持つようになった。ドウェインによると、ブラックアダムの最初の映画は彼がどこから来て、どのようにアンチヒーローのブラックアダムになったのか、彼の成り立ちを描いたストーリーになるという。

ちなみに、2019年に公開された映画「シャザム!」にブラックアダムは登場していない。1本に2人の主要キャラクターを登場させるのではなく、それぞれの単独映画を制作することになったためだ。今後制作される続編でシャザムとブラックアダムの対決が描かれることが期待されている。

ドウェインはスーパーマンと比べながら、ブラックアダムの内面や彼の持つ無慈悲な正義感についても説明した。

スーパーマンと比べると面白い。スーパーマンは真実と正義を信じている。だから、世界に危害を加えた悪い奴でも、全員正しい方法で裁く。スーパーマンは悪者でも正しく裁かれることを望み、正しい裁きが行われた結果として悪者は収監される。

けれどスーパーヴィランで、後にアンチヒーローになったブラックアダムは違う。

ブラックアダムは敵対する相手や彼の家族、人々に危害を加えた相手を投獄したりはしない。ブラックアダムは相手を真っ二つに引き裂く。言葉のままだ。バンって!真っ二つにね。結構ダークだ。でも、それがブラックアダムの本質なんだ。

構想から10年と映画化まで長い時間がかかっているが、ドウェインは最適なタイミングが来るまで待っていたと語る。

10年前と比べると、今の自分は当時とは違う人間、違う役者になっている。10年前、その当時から、これを形にするのにぴったりのタイミングが来るまで待とうと思っていたんだ。そして今、成長した自分があって、これまでの人生を通して学んできたことや自分の哲学をこのキャラクターのDNAに組み込めるようになったと思っている。

文・大熊希美

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