お前じゃないだろ! 現役選手の炎上発言にOB達がブチギレ

2010年代後半のNBAを支配したゴールデンステイト・ウォリアーズ。ステフィン・カリーやクレイ・トンプソン、ケビン・デュラントなどの史上屈指のシューター陣と、その長所を完璧に活かした“モーション・オフェンス”は他チームにとって悪夢のような破壊力だった。一方で、彼らのディフェンスもまた強力なものであった。2014-15シーズンから3年間の平均失点ランキングは1位、5位、2位と、オフェンスと同じくNBAトップのディフェンス力であった。そんなウォリアーズのディフェンスをリーグトップにまで押し上げたのは、ドレイモンド・グリーンの力が大きい。

グリーンは198cmとリーグ平均身長をも下回る体格ながら、主にパワーフォワードのポジションを担う。さらにチーム状況によっては210cmを超えるセンターを付くこともあり、ガードの選手とマッチアップしても問題なくディフェンスができてしまう。チームディフェンスをさせれば素早いヘルプで味方を助け、他選手へ的確な指示でチームを統率。とにかくグリーンがいなければ、ウォリアーズのディフェンスがここまで強力にはなっていなかっただろう。

もちろん、この事実は多くの人が認めていることであり、“ベストディフェンダーの一人”という評価は妥当である。しかし、先日グリーンが放った一言が“OB達”の反感を買ってしまった。

「僕はこれまでのNBAで自分が一番のディフェンダーだと思っている。この言葉に二言はないし、誰が相手でもこの意見は曲げないよ」

この発言に対し、元ボストン・セルティックスやオクラホマシティ・サンダーで活躍したケンドリック・パーキンスはESPNの番組『KZJ』でこうコメントした。

ESPN/YouTube

「彼の心意気はもちろん“OK”だし、素晴らしいディフェンダーだということに変わりはない。ただ気にかかるのは、『彼がベストだ』という評価を聞いたことがあるだろうか。また、歴代のディフェンスの名手たちに対しての敬意が足りていないと思う。たとえば、デニス・ロッドマンとかベン・ウォレス等の素晴らしい選手が多くいる。彼らのような先輩たちをもっと尊敬すべきだよ。」

また、パーキンスの他にも、オールディフェンシブチーム選出6回のトニー・アレンも「誰がお前をそう認めたんだ?ジェイZの言葉を借りるなら、『私達はお前を信じない。お前にはもっと人々の同意が必要だ』」などなど厳しい言葉をかけている。

実力はあるものの少し“ビッグマウス”が過ぎ、一斉に先輩たちから“お叱り”を受けてしまったグリーン。しかし、「誰が相手でもこの意見は曲げない」と、本人はあくまでも自分が一番であることを疑っていない。今回も話に出てきたロッドマンとはたびたび比較されるが、こういった精神面の強さにも共通点があるように思える。

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