ファン同士の勝手な代理戦争を黙らす ドジャ・キャット、ニッキー・ミナージュとのコラボが超大ヒット

ヒップホップのニュースター、ドジャ・キャットの大ヒットシングル「Say So」。

Doja Cat/YouTube

<Billboard Hot 100>で5位をマークして彼女の大ブレイク曲となったが、間髪入れずにそのリミックス・バージョンが5月1日にリリースされた。しかも予告通り、ニッキー・ミナージュが客演しているとあって大注目を浴びている。ドジャはニッキーとの共演をかねてから熱望しており、おまけにビーフ騒動まであったことで、リリース前から話題になっていたのだ。

出だしも好調、もし勢いに乗れば<Billboard Hot 100>で1位をマークするのではと見られていたこのリミックス。もし実現すれば、ドジャにとってもニッキーにとっても記念すべき初首位となるわけだが、5月14日に見事1位を獲得! 今季最大のヒットとなりそうな予感だ。そんな快挙を祝って、今回のコラボに至った経緯を振り返ってみたい。

Nicki Minaj/YouTube

■2019年11月 ドジャ、ニッキーの“大ファン”を公言

ドジャの2枚目のスタジオアルバム『Hot Pink』に収録された「Like That」で、ニッキーと共演するのではないかとファンたちは盛り上がっていたのだが、予想に反してグッチ・メインがサプライズゲストだった際に、Billboardから受けた取材での発言。

アルバムのタイトルとか、ネームを伏せたから、みんなニッキーだと思ったみたいね。実際、私は彼女の大ファンだし。話題のために名前を伏せたわけでも、特別な意味があるわけじゃなかったんだけど。

■2020年1月 ニッキーと比較されることについて発言

XXLのインタビューで、「Like That」について再びコメント。「みんなはニッキーだと思ったみたいだけど、それは違ったわけ。でも私もニッキーとの共演チャンスがあったらいいのにって思ってるわ」と語り、「ニッキーの曲に合わせて勝手にビデオ作ったこともあるくらい」と、再びニッキーへの憧れを明かした。

いつだって、できるだけオリジナリティのあるコンテンツを届けようと思ってる。私って時々、あまりにもほかの誰かさんにそっくりになっちゃうから。

■2020年4月13日 ニッキー絡みでTwitterプチ炎上

とあるTwitterユーザーがニッキー、ドジャ、ミーガン・ジー・スタリオンの3名をフィーチャーした、架空のRolling Stones誌のカバーアートを披露。ニッキーがセンターに描かれていたのだが、別のファンが「ドジャが真ん中のを見たかった」とツイートしたところ、ニッキーのファンを中心に炎上。これを見かねたドジャ本人が、「もうレスするのやめなさいよ、こんなTwitterギャングどもを相手にしても無駄。あの連中はあなたのことも、ほかの誰のことも良く言うつもりなんてないのよ。呼吸するみたいに当たり前に、クソ幼稚な人間たちなんだからね」とフォローしたが、痛烈な批判混じりの言葉に反応したニッキーファンのアカウントを中心に、「#DojaCatisOverParty(Doja Catはもうおしまい)」というハッシュタグが出回ってしまった。

■2020年4月21日 ドジャ、ビーフを沈静化させる

ドジャはApple Musicのビデオインタビューで、「1人の人を擁護しようとした結果、ほかのみんなにまでうんざりしちゃった」と振り返った。

だから言ったのよ。“あの連中はクソみたいな奴ら。ガキなの。クズなの”って。だってそうなんだもん。少なくとも絡んできた5人はクズよ。クソ。文字通りクソ。自分がどんな人間かもわかってない。だけどそうやって話だけが広がっていっちゃったんだけど、それがインターネットってやつよね。
話が広まって、私がニッキーファン全員を1人残らず槍玉に挙げてるみたいになっちゃってさ。でも、そいつらは私がどれほどニッキー・ミナージュのファンなのかなんて知りもしないわけ。本当あいつら全員バカよ。私のことなんて何も知らないのに。彼らは何もわかってないことについてベラベラ好き勝手しゃべってたわけ。ただ、そういうのって結果的に、そういう感じで表に出ちゃうわけよね。

■2020年4月29日 ニッキーとの共演を公表

ざわつく一部の迷惑なアカウントは無視して、ついにドジャ本人がTwitterで共演を公表。

「さあ、これがお望みだったんでしょ?」と、満を持してコラボをアナウンスした。いろいろあったが、あくまで本人たちはクールだった。これにて根も葉もないビーフも終了し、念願のコラボが実現した。

■2020年5月1日 「Say So ft. Nicki Minaj」をリリース

■2020年5月14日 「Billboard Hot100」1位獲得!

両者ともに初のNo.1達成である。これで迷惑なファンも何も言えなくなるだろう。

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