怒髪天・増子直純が自衛隊に入隊した意外な理由

2019年にバンド結成35周年を迎えたJAPANESE R&E(リズム&演歌)・怒髪天。そのボーカルである増子直純は、“元・自衛官”という意外な経歴を持つアーティストだ。彼は自衛隊に入った意外な経緯について、『怒髪天 増子直純自伝「歩きつづけるかぎり」増補改訂版』(音楽と人)で明かしている。

高校2年生のころから本格的にバンド活動を行っていた増子は、学業に関しては「勉強しないし学校行かないし、ものすごく不健康な生活をしてた」ことから、「高校はギリギリ卒業した」という。そのため、将来についてはあまり深く考えたことがなかったが、高校卒業を目前に控えたころに、おもむろに父親が持ち込んだのが<極東エンジニアリング>なる会社への就職だったという。

「ほんとは大学行きたいと思ってたんだけど、そもそもなんの準備もしてないし、学校もあんま行ってないし、勉強すらしてないから無理なんだろうと。で、バンドやりながら“どうすっかな?”と思ってた矢先、オヤジが“いい会社だぞ、行ってみろ”って言うわけよ。“飛行機の整備会社だ。まず2ヵ月、自衛隊の研修があるけど、そのあとはエンジニアの技術を学べるぞ”と。」この思わぬ父の誘いに、「なんだかんだ言っても父親なんだなぁ」と喜んだ増子であったが、実はこの<極東エンジニアリング>は、何を隠そう自衛隊のことだったのだ。

「<極東エンジニアリング>ね。それっぽい名前だよね(笑)。いざ行ったら、本物の自衛隊だった。やられた!」自身の就職先が本物の自衛隊だと気づいて「冗談じゃねえ」と思ったとはいうものの、その後、増子は厳しい訓練や職務をこなしながら、約2年間、自衛隊での生活を続けた!という。彼のアーティストとしてのその後の活躍を見ると、納得なエピソードである。

Dohatsuten/YouTube

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