不死身でメンヘラをこじらせた“彼女”が襲いかかる スマホをいじる人は要注意な世にも奇妙な物語

友達がいない。そんな切実な悩みを抱えてる人はいるだろうか。

慰めにならないかもしれんが、安心して欲しい。

俺も同じです!

そうなるとイジるとしたらスマホかアレしかない訳ですが、例えばスマホ搭載されたAIがゴリゴリの地雷だったら、どうだろうか!?

地雷のような異性に振り回される経験が一つや二つ・・・何なら数えきれない人も中にはいるだろう。

「おい!付き合っただけなのに!」という、地雷で吹っ飛ばされる経験をスマホという題材でコメディ調に描いた映画が公開された!

それが8月14日(金)に公開された『ジェクシー!スマホを変えただけなのに』だ!

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どっかで聞いたことのあるサブタイトルだなあ!

まあ、それに関しては深く考えないようにしよう!

な!?

寝ても覚めてもスマホばっか触っている青年フィル。SNSでの自慢やらホラを吹くのに精を出していた彼だが、ある日スマホを機種変更。
早速ホクホク気分で起動するフィルであったが、新しいスマホは今まで使っていたスマホのAI=ジェクシーは勝手が違っていた。
なんとフィルのプライベートのアレコレに対しゴリゴリに口を出してきたのだ。

フィルの気持ちを置いてけぼりに、ジェクシーは往年のガチンコファイトクラブの大和龍門ばりにスパルタ式で生活を指導!最初は辟易していたが、ジェクシーのおかげで仕事もプライベートも充実していくフィル。
いつしかスマホより現実に目を向けていくフィルであったが、彼は知らなかった。
ジェクシーが嫉妬という機能すら持つ高度なAIだという事を…

「私と現実、どっちが大事なのよ!」と、次々とフィルに対しスルー不可のテロを起こすジェクシー。

果たしてフィルはジェクシーの束縛を逃れられるのか⁉今、スマホ=ジェクシーとフィルの仁義なき戦いが幕を開ける!

口の悪いAIが人生を前向きに捉えるキッカケになるものの、最終的には街すらも巻きこんだ大バトルを繰り広げる本作。

世にも奇妙な物語の一編を思わせてくれる作品だ。

思わずエンドロールでタモさんの姿を探してしまうだろう。

そして鑑賞後に「よし!明日からガラケーにしよう!」と思わせてくれる意味でもスマホ文化に警鐘を鳴らす社会派コメディでもある。

本作のジェクシーは、余りにも高度過ぎるAIな反面、ゴリゴリの地雷AI。

更には不死身な上にメンヘラをこじらせているので始末が悪い。

最初は「ワハハ!愉快だなあ!」と笑っていられるが、主人公の気持ちになれば恐ろしい事、この上ない。

唐突だが、皆さんも自らの局部の写真を自撮りした経験があるだろう。ないよ!という人もいるかもしれませんが、ある前提で話を進めよう。
そんなヤクネタが本作では社内に一斉送信されるのだ。

勝手に。

恐ろしすぎだろ!

中には気にしない剛の者もいるかもしれんが、もし自分だったら…と考えただけで背筋が寒くなってしまう。

仮想よりリアルが良いよね♪という普遍的な流れに行き着くかと思いきや、ラストもホラーっぽくヒネリを効かせているのが本作だ。

人生を変えるのは、何もポジティブなことばっかじゃねえだろうよ、というテーマを内在している意味でも、ただのバカなコメディと簡単には切り捨てられない。

あるいは、確かにジャンルとしてはコメディではあるが、描き方を変えればホラーにも充分なり得る。

最近公開され話題を呼んだ「透明人間」監督リー・ワネルの「アップグレード」と比較すると、AIに振り回される展開や描き方が対照的なのも必見だ。

また、若いころの関根勤にそっくりなアダム・ディヴァイン、実家のような安心感を持つ脇役マイケル・ペーニャ、世界で一番美しい顔にランキングされたものの本作ではジェクシーの声のみを担当するローズ・バーン、本人役で出演するラッパー=キッドカディなど、分かる人にはキャスティングだが、映画ファンに限らず普段スマホをイジる人なら楽しめるのではなかろうか。

少なくとも、身に詰まされる映画だ、スマホを落とした某映画より!!

いずれにせよ、友達はいないがスマホはある!と開き直っている人にはぜひ見てほしい映画です。

文・DIEsuke(@eroerorocknroll)/ステイサムの悩み相談bot狂犬映画ライター・映画タッグ:ビーパワーハードボイルド

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