観てみな、飛ぶぞ! 暴力度高め、殺気みなぎる映画 BEST10

気が付けば年末! 
コロナに色々振り回された2020年、中々憂さを晴らせなかった方もいるのではないでしょうか?しかもねえ、ステイホームなんて言われてごらんなさい。もうマリファナやるか、映画観るしかねえじゃん!と。俺もいっそ自宅にある円盤を粉にして鼻から吸引しようかと思ったのは一度や二度ではありませんでした。いずれにせよ「波乱の2020年だったなあ!おい!」と言いたくなりますが、そんな世相にも負けず『上物』が劇場や配信で来ていたのを忘れてはいけません。
…という訳で、2020年のベスト10を御紹介しようと思いますよ。

1. ランボー・ラストブラッド
2. 悪人伝
3. イップマン4完結
4. カラーアウトオブスペース遭遇
5. タイラーレイク命の奪還
6. ANNA/アナ
7. 鬼手
8. ブルータルジャスティス
9. ブリング・ミー・ホーム~尋ね人~
10. ネバー・ダイ〜決意の弾丸〜

ほとんど殺気みなぎる映画ばっかじゃないの!上位に行くにつれ暴力濃度が濃くなってるなあ …と我ながら思わずにはいられない。

何というか、体が暴力を求めていたのがよく分かるベスト10になっている!と戦慄しました。

10位. ネバー・ダイ~決意の銃弾~
レンタルコーナーではよく見かけるけど、劇場じゃあ中々みかけないジャン・クロード=ヴァン・ダム主演の本作。昨年の『ザ・バウンサー』に引き続き、哀愁へ針を全振りした社会派ヴァンダム映画の第二弾です。更に劇場公開して速攻でDVDが販売レンタル開始!という意味でも泣かせてくれます。俺自身が麻痺してるのも否めませんが、『ここ最近のヴァンダムはやる!』と改めて思わせてくれました。いわば「グラントリノ×聲の形をヴァンダムでやりました!」映画!何よりヴァンダム過激派としての意地で今年のベストに入れさせて頂きました。

9位. ブリング・ミー・ホーム~尋ね人~
毎年、パンイチのキャラが出る映画はハズレはない。そんな持論を持っているのですが、まさに本作がパンイチ枠!パッと見ると社会派映画な感がありますが、後半はコマンドー精神をビシバシ感じさせてくれる映画です。何と言ってもゲスな警察署長を演じるユ・ジェミョンのパンイチ演技は必見!13日の金曜日のジェイソンばりに荒れ狂うわけですが、今年一番のヒールっぷりでした。

8位. ブルータル・ジャスティス  
「やってられっか!こんな仕事!」と心の中でシャウトしている方はいるだろうか?安心して欲しい。俺も思っている!ほぼ毎日‼︎そんな社畜の気持ちを見事に描いた新橋ガード下映画です。劇中のアウトロー刑事=メル・ギブソンの気持ちが痛いほど分かる!と思わせてくれました。
思わず仕事でトラブった日、家に帰って速攻観たくなる中毒性が本作にはある!

7. 鬼手
バトル囲碁というエクストリームな世界観を描いた本作。ミスター味っ子ばりにトンチの効いた対局を連発する作品となっております。
もう見るものを置いてけぼりにするのを恐れない勢いのある作品です。観れば「時には拳も必要だ!」と変な方向でポジティブになれるでしょう。

6. ANNA/アナ
女ゴルゴ13=アナがレリゴーしまくり人が死ぬ!な、ありのまま映画が本作!中でもトップオブ姐御・ヘレンミレンのタフなババアぶりは性別や年齢を超えて惚れさせてくれるでしょう。2020年の最優秀ババア賞をあげたい作品です。アナといったら雪の女王だけじゃねえんだ!

5. タイラー・レイク命の奪還
カミナリ様からヤケクソ傭兵に転職したクリヘムが、インド人もビックリなタクティカル仕草を披露する本作。思わず『明日から物真似したくなる要素』があるのは傑作の条件!タイトルは命の奪還ですが、奪還どころかガキンチョを守る為に刺客を殺戮しまくる命の円安ドル高ぶりにも目を見張ってしまいます。

4. カラーアウト・オブ・スペース遭遇
ジョジョより紫な世界観でニコラスケイジが狂乱の演技を披露!トマトを「不味い!」とブチ切れてゴミ箱に次々とダンクするのが絵になるのは、世界広しといえどニコラスケイジだけでしょう!多分!時期も時期だけに不安の多い年でしたが、なりふり構わず狂ったニコラス・ケイジが俺に元気をくれたのは間違いない!そんな「観てみな、飛ぶぞ!」映画です。

3. イップマン4完結
ドニーさん扮するイップ師匠・拳の一代記が遂に最終章を迎えるとあっては、ベストに入れるしかねえ!今回は満を辞してブルース・リー、敵として次世代ヴァンダム=スコット・アドキンスが登場する大一番に震えました。差別や偏見に自らの武で立ち向かう…ともすればベタなアジア的展開ですが、情操教育にもうってつけの映画です。流せ!道徳の授業とかで!

2. 悪人伝
「マドンソクに花山薫みたいなヤクザをやらせました!」と言われたら「そうですか!」と全力で頷くしかない!そんな、これ以上ない位の説得力がある配役の本作。2020年のベストスマイル賞は本作以外考えられない‼︎今は色々辛いけど、俺も来年はあんな感じの笑顔を浮かべたい。そう思わせてくれた作品です。

1. ランボー・ラストブラッド
荒ぶっている。とにかく、荒ぶっている。世の中は自粛ムードでしたが、スクリーンのスタローンは自粛知らず!鬼気迫る表情で人間を伊藤ハムにしていくスタローンの姿は、70代のソレとは思えませんでした。地震・雷・火事・ランボー。もはや超常レベルの修羅と化したスタローンに目を見張ってしまう。とにかく本作一本で喜怒哀楽…すべての感情を揺さぶってくれます。本国での公開は2019年、こちらも首を長くして待っていた訳ですが、満を持して2020年、遂に公開!確かに興業収入では某鬼滅の刃に及ばなかったかもしれませんが、作品にみなぎる殺意では負けてなかった!決して!本作を鑑賞後、「俺の2020年は終わったんです、大佐…」と勝手にランボー3の冒頭のようになるほど、ブッチギリ一位の作品です。ノーランボー・ノーライフ‼︎

…以上、我ながら実に殺伐としたベスト10になりました。劇場公開が危ぶまれ、世の中がしっちゃかめっちゃかだった2020年。だからこそ新作旧作問わず、映画が寄り添ってくれたなあ、と個人的には思わせてくれました。正直、劇場で見逃した映画もありましたが、つくづく思い知らされたのが、映画の暴力は体に良い!やはり!ここまで書いといて元も子もないですが、果たして俺のベスト10がアテになるのか?と言われたら「さあ!知らん!」としか答えられません。

しかし、かつて中西学が「明るい未来が見えません!」とアントニオ猪木に放った際「見つけろ!テメエで!」と放った猪木問答のように、2021年も「名作かどうかは他人に決めさせず、決めろ!テメエで!」という精神で『上物』に巡り合いたいもんです。

文・DIEsuke(@eroerorocknroll)/ステイサムの悩み相談bot狂犬映画ライター・映画タッグ:ビーパワーハードボイルド

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