悪魔か、天才か? “史上最凶のリバウンド王”デニス・ロッドマン、超ワイルドプレー集

80年代後半から90年代にかけ、“バッドボーイズ”時代のデトロイト・ピストンズ、サンアントニオ・スパーズ、そしてマイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズで活躍したデニス・ロッドマン。7年連続でリバウンド王に輝くなど、NBA最高のディフェンダーとして脚光を浴びたデニス・ロッドマン。

また、1980~90年代のNBAにおいて、ジョーダンやマジック・ジョンソンなどオフェンスで輝くスターが多い中、ディフェンスに特化したスーパースターという面でも、ロッドマンは異質の存在だった。

NBA/YouTube

奇抜な髪の色やコート外での交友関係など、プライベートな面に注目されがちな彼だが、プレイヤーとしても凄い選手であった。バスケットエリートでもなんでもなかったロッドマンは、ダラスの空港で夜勤の用務員などをこなしていたが、ホームレス同様の生活を送っていた。そんな彼が紆余曲折を経てNBAに入ったのは25歳のこと。

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“Master of attention”ことロッドマンの持ち味はディフェンスとリバウンド。ことリバウンドに関しては稀代の才能を持っていた。そう、ロッドマンがモデルとされる『スラムダンク』の桜木花道が得意とした、外れたシュートのこぼれ球を取るプレイだ。

荒いプレイスタイルと強力なディフェンス一世を風靡した“バッドボーイズ”としてデトロイト・ピストンズで一緒に戦ったアイザイア・トーマスによれば、ロッドマンはボールの軌道やリングからどのようにボールが跳ね返るのかを研究し、リバウンドに活かしていたそうだ。
一見、感覚でバスケットをやっているように見えるロッドマンだが、その裏には細かい努力の積み重ねがあったのだ。そしてトーマスは「今まで、そこまで細かくリバウンドやディフェンスを研究してるやつはいなかった。バスケットボールIQに関しては、ロッドマンは天才だと思っているよ」と続けた。

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I. Can. Shut. Down. Your. Goat.

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そして、2度目のシカゴ・ブルズ3連覇時、共に戦った“神様”マイケル・ジョーダンも、ロッドマンのことを高く評価している。
「彼は身長205cmくらいだと思われているが、実際は200㎝ないくらいだよ。体重も恐らく100㎏ちょうどくらいでPFとしてはかなり小柄だ。それでも、PFとして試合に与える影響はとてつもなく大きい」

あのジョーダンにこう言わせるほどの実力。それは選手として結果でも証明している。2度のNBA最優秀守備選手賞、7回のNBAオールディフェンシブファーストチーム選出、そして驚異の7年連続リバウンド王……。
さらに、ロッドマンより少し後にNBAで活躍したアロンゾ・モーニングは「彼はリバウンドでゲームを支配することができた。それは、ビル・ラッセルやウィルト・チェンバレンのようにね」と彼のプレイを語っている。

とにかく悪目立ちをすることが多いロッドマンだが、チームのためなら何でもするといったような献身的なディフェンスと熱いハートでプレイし続けた彼だからこそ、こんなにも人々に愛され続けるのだろう。

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Air Rodman

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