「アイツとの問題がなければ4連覇してた」 悪童・ロッドマンが語る、ブルズの“ラストダンス”

NBA史上最高の選手マイケル・ジョーダンが、シカゴ・ブルズを2度目の3連覇に導いた伝説の1997-98シーズンにスポットを当てたドキュメンタリー『マイケル・ジョーダン:ラストダンス』がNetflixで絶賛配信中。

全10話で構成される本作のエピソード3では、過去30年間で最高のディフェンダーと評されながらも、派手で奔放な私生活で“異端”“問題児”“悪童”としても有名なデニス・ロッドマンがフィーチャーされている。そんなロッドマンが作品について語る動画が公開された。

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相変わらず下唇と鼻にピアスを付けたロッドマンに対する質問は、当時のゼネラルマネージャー、ジェリー・クラウスはブルズを作ったのか、それとも壊したのか。

「どのチームにいても、オレは球団フロントとは一切からまなかった。ただ、あんな危機的なチーム状況を経験したことはなかった。ジョーダンやスコティ・ピッペンに“クラウスと何があったんだよ?”みたいな野暮な質問はしなかった。だから、チームとクラウスとのいざこざを知ったのは数年経ってから。ピッペンの不満からはじまって、それで監督フィル・ジャクソンさ」と、人は人、自分は自分。いかにもロッドマンらしい。

「シーズン中の1月にクラウスが82勝0敗でもクビにするとフィルに伝えた。それがフィル、ジョーダン、ピッペンの3人を世界の何よりも傷つけた。オレはただ自分の仕事をして、タイトルを勝ち取りたかっただけ。戦争に行く気持ちだよ。あんな問題が無ければ4連覇だって簡単にできたのに、それが唯一の心残りさ」と答えるロッドマンにとって、勝つことがもっとも大切なことだったのだろう。

「オレがブルズに加入して、チームがどう変化するかなんて誰も想像できなかった。サンアントニオ・スパーズがくだらない条件でオレをトレードして、エネルギーに満ちあふれてたからな。ただ一つ言えるのは、ジョーダンがいなかったらピッペンがNBAナンバーワンだったってこと。チームのすべてのカテゴリーで一番だった。それをフロントがしっかり評価しなかったことにピッペンは不満だった」と、かつてデトロイト・ピストンズ時代には因縁の相手として戦ったピッペンを称えるロッドマンもいる。

「オレらはまるでロックスターだったよ。いつも何千人もファンが待ち構えてて。そうだな、オレはまるでジミ・ヘンドリックス。ワイルド・チャイルドさ。オレは自分を貫いた。レストランだって行ったし、試合前日に朝までクラブだって行った。とにかくブルズは最高だった。それもフィルのおかげ。チャック・デイリーが神なら、フィルはモーゼだよ」と、ピストンズ時代の恩師とともに感謝を送る。あらためて選手にとって監督の影響力を知らされる。このあたりはぜひ『ラストダンス』のエピソード4を観て、フィルとロッドマンの根底にある繋がり知っていただきたい。

「しっかり観れば分かるけど、ジョーダンはいつだってピッペンを最大限に称えている。ほかの選手に対しても一緒。ジョーダンが大嫌いなのは、自分と関係ない話でほかの選手のことを聞かれることさ。何はともあれ、オレのエピソード3の姿をしっかり観ろ! とにかく最高だからな!」と、自分がクローズアップされたエピソード3の宣伝もしっかりする姿は、もうすぐ還暦を迎える年齢でありながらまるで少年のようだ。

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