1997-98シーズンのNBAプレイオフ決勝戦。2度目の3連覇を狙うマイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズの相手は、史上最強デュオの呼び声も高いカール・マローン&ジョン・ストックトンのユタ・ジャズ。NBA屈指の好カードの裏側で、実はとんでもない事件が起こっていた。
その前年、ハルク・ホーガン率いる当時人気絶頂のプロレスユニット「nWo」に加入していた“問題児”デニス・ロッドマンが、プロレスのプロモーションのために、第3戦終了後のシュート練習と記者会見をすっぽかしてしまったのだ。チームメイトやメディアを騒がす異常事態に発展し、ロッドマンはまたもや注目の的になった。
ところが直後の第4戦。戻ってきたロッドマンは14リバウンドを奪い、苦手なはずのフリースローを6本も決める大活躍でブルズの勝利に貢献。ジョーダンも試合後に「あるときはプロレスラー、あるときはディフェンダーになっちまうアイツは完全に理解不能だ。だけどアイツはビッグゲームになるとバスケットをプレイする準備が常にできてる」と称賛のコメントを残した。
ちなみに、バスケで熱い戦いを繰り広げたロッドマンとマローンだが、その約1か月後に実際にプロレスのリングで戦っている。実はプロレス挑戦を目論むマローンは日夜特訓に明け暮れていたのだ。ホーガンとタッグを組んでマローンと肌を合わせたロッドマン。自身のキャラクター通りヒールとして挑発や反則で観客を盛り上げたが、まるで現代のヘラクレスのようにすさまじい体に鍛え上げたマローンにはかなわず、必殺のダイヤモンド・カッターでノックアウトされてしまった。
相手は誰でもいい “超攻撃的アウトサイダー”金太郎、RIZINに宣戦布告
死球上等! 番長と大魔神が認めた、超武闘派ピッチャーとは?
目覚めた獣を見せてやる “悪童”コナー・マクレガー、因縁の相手に臨戦態勢
プレッシャーに負けるな 大坂なおみ「タグ・ホイヤー」のアンバサダーに就任
チンピラ、詐欺師から大統領暗殺まで イ・ビョンホン観るべき10選
ベビーヨーダとダース・ベイダーの謎 関係はあったのか?
やべー勢いですげー盛り上がる! ヤバすぎるボクシング入場シーン
北斗百裂拳!マッド・マックス!打ち合いは“死”を意味する 完全復活のホロウェイには誰も勝てない
NIKE『エア フォース 1』 の名作 “黒蛇”が20年ぶりに復刻
大量のコカインの運び屋、詐欺の女王… 最も悪名高い女性ギャングスタの実録モノ
2021年、adidas『ウルトラブースト』が驚異の進化
NBA1の悪役へ 憎たらしいプレイを覚えたトレイ・ヤングの攻撃力