100回以上の逮捕、コート内外で奇行… それでもデニス・ロッドマンを好きになる5つの理由

マイケル・ジョーダンが、シカゴ・ブルズを2度目の3連覇に導いた1997-98シーズンを追ったドキュメンタリー『マイケル・ジョーダン:ラストダンス』がNetflixで配信中。エピソード1と2では、ジョーダンとともにチームを支えたスコッティ・ピッペンフィル・ジャクソン監督にスポットライトが当てられ、当時のチーム状況を多角的にとらえている。そして、エピソード3では“問題児”デニス・ロッドマンが大きくフォーカスされている。

NBA史上最高のリバウンダーでありながら、“悪童”や“異端児”と揶揄されてはさまざまな事件を起こしてきた。敵チームだけでなく、チームメイト、監督、ファン、審判、誰であろうと自分に歯向かう人間は許さない反骨精神を持ち、脳裏に残るインパクトのある風貌とプレイスタイルで、観客に強烈な印象を残した。悪いイメージが先行しがちだが、知れば知るほど彼ほど魅力的な人間はいないと言えるだろう。

そんなロッドマンがエピソード3で見せてくれた魅力の一端をご紹介しよう。

■どうやってリバウンドを制するようになったか

7回のリバウンド王に輝いたNBA史上最高のリバウンダーが、いかに練習を積み重ねたのかを告白している。学生時代、早朝に体育館に通っては、友人にあらゆる方向からシュートを打ってもらったそうだ。そしてボールがどうバウンドするのかを研究しつくした。リングにどの方向からどう当たったらどう回転してどう落ちるのか。何度も何度も繰り返し練習して技術を体得したと語っている。本能型のプレイヤーと誤解されがちだが、彼は人一倍の努力家なのだ。

■NBAキャスターのクレイグ・セイジャーから20ドル札を手渡されるシーン

アリーナの通路を歩くロッドマンが、すれ違いざまにNBA名物キャスターのクレイグ・セイジャーから「そのうちまた罰金を課せられるだろうからその足しに」と20ドル札を差し出される。あまりメディアとの関係が好ましくなかったロッドマンだが、セイジャーとの関係は特別だったようだ。ロッドマンは20ドル札を受け取ると、「次のインタビューのための賄賂だ」と笑った。

■ロッドマン流の謝罪

1997-98シーズン初頭、ピッペンの不在でロッドマンがジョーダンの相棒として活躍するようになる。ジョーダンからの信頼も厚くなっていたが、ある試合で些細なことから退場処分を食らう。するとジョーダンは激怒。その怒りを察したロッドマンはジョーダンに謝罪に行くのだが、そこに“謝罪の言葉”はなかった。かわりに「葉巻はある?」と尋ねるだけ。しかしロッドマンのその言葉と態度から、ジョーダンはすべてを理解し許すのだった。

■キャスターの無邪気な質問にタジタジ

キャスターのバーバラ・ウォルターズのインタビューを受けると、奇抜なファッションやヘアスタイルに容赦ないツッコミが入る。「タトゥーやサングラス、帽子にリング、なぜそんな格好をするの?」「ちょっと帽子をとってみて」などなど……。まるで『徹子の部屋』のような雰囲気に、ロッドマンもお手上げ状態なのが微笑ましい。

■子どもを大事にする

ロッドマンがファンに囲まれるシーンが何度かあるのだが、子どものファンに気づくと気軽にサインに応じたり、シューズやTシャツをプレゼントする。問題児ながら心根はめちゃくちゃ優しい性格なのが伝わってくる。

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