天才か問題児か? ライバル、仲間が語るデニス・ロッドマン

NBA選手としては決して大柄ではないサイズでありながら、圧倒的リバウンド力を持ち、奇抜な言動とヘアスタイルで未だにカリスマ的人気を誇るデニス・ロッドマン。今シーズンのオールスター時に発表された75周年記念チームにも選ばれた“The Worm(ミミズ、不気味さと神出鬼没な動きでどんなリバウンドも奪い取ってしまうプレイスタイルから)”は、その実力も誰もが認めるところだ。

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ロサンゼルス・レイカーズやダラス・マーベリックスで活躍したニック・ヴァン・エクセルは、ロッドマンの高いバスケットIQを評価する。
「彼はすべてのダーティーワーク(泥臭い仕事)をこなす。フロアに転がり、オフェンスチャージを取り、相手にフラストレーションを与える。でも、とにかく彼は高いIQを持っている。奇抜なヘアカラーなどの行動に目が行きがちだが、彼がシカゴに入ったのは間違いなくそのIQのおかげだ。彼は0得点でも、15リバウンドを取り、2つのチャージ、4〜5アシストを記録する。リバウンドでゲームにインパクトを与え、スコアを取ることに固執せず、相手を封じ込めることに心血を注ぐ。それが“デニス・ロッドマン”なんだ」

ジョーダン率いるシカゴ・ブルズの壁となっていた“バットボーイズ”の中心だったアイザイア・トーマスは、ロッドマンがリバウンドに与えた影響の大きさを語った。
「彼はバスケットボールの“天才”だ。リバウンドだけの話じゃなく、ディフェンス全体でね。どうやって相手に得点を取らせないか、リバウンドを奪うか。大体普通の人はオフェンスについて考えるところで、彼はディフェンスの“道”を作った。ディフェンスとリバウンドに魅力を持たせたんだ。素晴らしいチームメイトだよ。あとね、ある日彼はロッカールームで『今日は40リバウンド取ってやるぜ』って言ったんだ。今まで『40得点取ってやるぜ』っていうセリフは聞いたことあったけど、40リバウンドはなかったね。唯一彼だけが本気でリバウンドに重きを置いて、楽しんで、“ファッション”として考えた選手だと思うよ」

ロッドマンと同じく75周年記念チームに選ばれたレジー・ミラーはロッドマンのベストゲームを間近で体感したという。
「僕が今までに見たなかのロッドマンのベストゲームは、特等席で見ていた我らがインディアナ・ペイサーズ戦だね(笑)。1992年3月4日、ヤングスターを集めたペイサーズに対して、まだまだイースタン・カンファレンスのチャンピオンチームの風格を持った“バットボーイズ”との対戦だった。デトロイトで行われたその試合はとても見応えのある試合だったんだけど、ロッドマンの“リバウンドクリニック”が開催されてね。その日彼はキャリアハイの34リバウンド(!)をあげ、オフェンスリバウンドだけで18本(!)取っていた。延長戦までもつれ込んだんだけど、“Worm”の信じられないパフォーマンスが何よりも記憶に残っているよ」

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