乱闘上等、イラつかせる天才 デニス・ロッドマンの危険すぎるラフプレー伝説

奔放な私生活やド派手な見た目とは裏腹に、圧倒的なデイフェンス能力と職人技のリバウンドで、いつもチームの“縁の下の力持ち”だったデニス・ロッドマン。

しかし、勝利への執念とむき出しの闘志が激しすぎるプレイに結びつき、ときに乱闘の火種になることもあった。相手が誰だろうとお構いなし、ロッドマンのアグレッシブなプレイを振り返ってみよう。

■1987年 イースタン・カンファレンス ファイナル
ボストン・セルティックス vs デトロイト・ピストンズ 第3戦

現役時代からレジェンドの異名を与えられていたボストン・セルティックスのラリー・バードは、ロッドマンが所属していた“バッドボーイズ”ことデトロイト・ピストンズを毛嫌いしていたことで有名。なかでもバードにとっての宿敵はビル・レインビアだったが、当時まだ新人だったロッドマンもかなりハードなプレイでバードを果敢に揺さぶっていた。
ペイントエリアでバードがボールを放とうとすると、すかさずロッドマンがジャンプしブロックを狙う。しかしバードがフェイクで交わすと、次は覆いかぶさるようにレインビアがブロックを試みる。すると3人がコートに倒れ込むというヒヤヒヤの展開に。そして大乱闘へ突入するのである。ピストンズにとっては背水の陣で臨んだ試合だったものの、NBA史上に残る悪質なフィジカルプレイ、乱闘として記憶されている。

■1991年 イースタン・カンファレンス ファイナル
シカゴ・ブルズ vs デトロイト・ピストンズ 第4戦

過去3年連続でピストンズに敗退していたブルズが、この年のシリーズではピストンズを圧倒。3戦全敗で迎えた4試合目、ロッドマンはレイアップを打とうとするスコッティ・ピッペンに背後から飛びかかり、コート外の観客席まで突き飛ばすというハードファウルを犯す。ピッペンはすぐには起き上がれず、顎を6針も縫う怪我を負った。

■1988年 レギュラーシーズン
シカゴ・ブルズ vs デトロイト・ピストンズ

ロッドマンとピッペンの因縁は一度だけではなかった。ピッペンを突き飛ばした試合から遡ることおよそ3年。これまたド派手なファウルで波紋を呼んだことがあった。パスを受けたピッペンがロッドマンをフェイクで交わしてシュートを打とうとした瞬間、ロッドマンの足がピッペンの顔面にヒットしたのだ。ロッドマンにしてみれば、フェイクを予想できていた上でのジャンプ、そして空中からの“故意”のキックだったに違いない。次のプレイに移ってもまだ立ち上がれないピッペンが不憫だ。
後にこの2人がチームメイトとなり、シカゴ・ブルズのスリーピートのために手を取り合うことを誰が想像できただろうか。

■1996年 レギュラーシーズン
ロサンゼルス・レイカーズ vs シカゴ・ブルズ

ロッドマンの獰猛ぶりは、もちろんチームを移籍しても変わらない。ブルズへ移籍し、“モンスター”シャキール・オニール率いるレイカーズと対戦すると、徹底的にシャックをマークして封じ込めた。しかし、背後から飛びかかってブロックするなど、荒々しいプレイが目立つといよいよシャックがキレて乱闘騒ぎに。巨漢のシャックを相手にロッドマンは喧嘩上等だったが、ジョーダンとピッペンが慌てて止めに入った。

House Of Hoops/YouTube
TAGS