片膝をついた男と背番号「7」は、黒人コミュニティを自由にするシンボルになった

2016年、NFLプレシーズンマッチ前の国歌斉唱で起立を拒否し片膝をついて、アフリカ系米国人に対する警察の暴力に抗議した元サンフランシスコ・49ers(フォーティーナイナーズ)のコリン・キャパニック選手を憶えているだろうか。

あれから4年、ジョージ・フロイド氏の死をきっかけに再び人種差別抗議活動が活発化するアメリカ社会で、キャパニックもまた、2016年シーズン終了後フリーエージェントになって以来、3シーズンも契約を得ていないという不自然な処遇を強いられている。

しかしその一方で、ファンのキャパニック熱はヒートアップする一方のようだ。先日NIKEが発売した「True to 7」(背番号7に忠実であれ)シリーズのジャージは、キャパニックの名前とともに、背番号「7」を配した全面ブラックのデザイン。発売開始わずか数秒で完売してしまう程の大反響で、購入者からは喜びの声が上がっている。

本ジャージ発売に伴い、キャパニック自身はInstagramで次のように発言。「4年前、構造的人種差別と社会的不公正への抗議のため、片膝をついた。そしてその日、背番号がフットボール以上、そして自分自身以上の何かを象徴する役割を得た。背番号7のジャージは、自由で健全な黒人コミュニティを実現化するためのシンボルになったんだ。みんな、忠実でいてくれてありがとう」

なお、現在アクティビストとしても活動するキャパニックを題材とした『Colin in Black & White(原題)』がNetflixにて製作されることも決定。白人の母親と黒人の父親の間に生まれたキャパニックが、白人家庭の養子として育ち、いかにして自身のアイデンティティを形成したか、そしてアメフト選手として成功するまでの軌跡を描いていくことになるそうだ。

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