マウンドでは鬼! エグすぎるカーブ “最強左腕”カーショーが無双状態

現代MLBでも最高峰の投手、クレイトン・カーショー。史上最高の左腕とさえ言われ、現役ながらレジェンド級の存在だ。戦績、通算3度のサイ・ヤング賞受賞の他にも、ドジャースの先頭に立ちチームを奮い立たせ、人望を集める熱い人間性や、元チームメイトで互いにリスペクトを表明しあっていた黒田博樹選手やダルビッシュ選手らとの絆でも知られる。日本でもファンの多い選手だ。

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昨年2020年はコロナ元年。メジャーリーグも当然打撃を受け、無観客試合が続き、チームも選手も混乱の中でのプレイを余儀なくされた年だ。批判中傷にブレない、サムライさながらのカーショーもさすがに影響があったはずだ。30代半ばに近づいており、2018年以降はケガの影響もあった。現役にしてすでにレジェンドのカーショーとはいえ、実力は今もありながら、さすがにピークはとうに過ぎたのではないか?

しかしこの困難な年にも、見事な投球でその偉大さを更新していたことがこの動画でわかる。カーショーと言えば150kmの直球、140キロの高速スライダー、高低差の激しいカーブの豪快な組み合わせだがそれは昨シーズンも健在で、作り物の観客たちが見守る中、次々と三振を奪い有名バッターたちを打ち取っていたのだ。

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1:42〜
実況もカーショーの高速スライダーを「バイトのある(噛みつかせる)スライダーとはこのこと」と評しているが、大きくストライクゾーンから逃げて行くにもかかわらずバットを振らされてしまう。特に左打者相手には攻略不可能なウィニングショットだ。

2:18〜、3:17〜
ストライクゾーン外ぎりぎりに落ちるカーブ。実況「ここ数年で一番いいんじゃないか?」と実況も感心していたこのボールで、見逃し三振を何度も誘発。

3:43〜
マリナーズ戦ではドジャース奪三振数歴代2位のドン・ドライスデイル(2486三振)に並ぶと、同試合での大胆なスライダーですぐに記録を抜いてみせる。実況によると「あのボール、記念にとっておいてほしいね」「あ、でももうどっかに投げちゃったっぽいよ」とのこと。そしてダイアモンドバックス戦で2500奪三振(6:48)。ちなみにドジャース歴代1位のドン・サットンの記録は2696なので、記録更新は視野に入っている。

9:22〜
パドレス戦では超有望若手、タティスJr.から連続奪三振。ストラックアウト直後のJr.の仏頂面がベテランの快投を物語る。直後のスライダーなども、バッターは振らざるをえない球筋だ。

13:10〜
ブルワーズ戦での実況の「今、誰がどうやったらヒット打てるわけ!?」という裏返りそうな声がおかしい。同試合、同実況の「この投手がここまですごい投球してたことってありました? 彼が素晴らしいのは知ってたけど、今がベストなんじゃないの!?」という絶賛のコメントが、昨シーズンのカーショーを物語っている。
2018年以降、怪我で速度が落ちていたと言われる速球も、かつての「平均」速度93mph(約150km)をマーク(マックスは98.1mph、約158km)。動画ではその後見事なピッチャーゴロ捌きでフィールディングの巧みさも見せる。

17:40〜
直球ばりの速度だが、鋭い回転のため後半に急激に変化。速球のつもり打ちにいったバッターは絶妙にそれた球にバットは空を切る。見事すぎる投球だ。

とにかく今のカーショーは好調なのだ。これまでは唯一の弱点としてポストシーズンでの伸び悩みを指摘されることもあったが、レイズ戦ではなんとポストシーズン奪三振歴代記録を塗り替えるなど、そのイメージも払拭しつつある。シーズン最後の登板では球場に集まった多くのドジャースファンに称えられながらマウンドを降りたカーショーは間違いなく今再びキャリアのピークを迎えている。

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