タイムトラベルではなく“逆転”、第三次世界大戦… クリストファー・ノーラン監督作『テネット』が謎を呼ぶ

『インセプション』(2010年)、『インターステラー』(2014年)などで知られるクリストファー・ノーラン監督の最新作『TENET テネット』の予告編が公開された。

Warner Bros. Pictures/YouTube

主演は名優デンゼル・ワシントンの息子で、『ブラック・クランズマン』(2018年)に主演し注目されたジョン・デヴィッド・ワシントン。その脇を、『トワイライト』シリーズでブレイクし、2021年公開予定の『The Batman(原題)』で新バットマンに起用されたロバート・パティンソン、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017年)のエリザベス・デビッキ、さらにノーラン作品常連のマイケル・ケインたちが固める。

公開された予告編の内容は、アクションあり、爆発あり、そして相変わらず謎だらけだ。いくつか気になる要素をピックアップしてみたい。

「“テネット”は正しい扉を開ける。そしてときには間違った扉も。気をつけて使うように」と、マーティン・ドノヴァン演じる男がワシントン演じる主人公に告げる台詞から始まるこの新トレイラー。キッチンでの乱闘シーンを挟み、デビッキ演じる美女が車で走り去る姿をじっと見送る主人公の姿を映しだす。

続くシーンでは「自分がやるべきことを遂行するためにリスクを知りたい」という主人公に、ラボの研究者らしき女性が「私たちは第三次世界大戦を阻止するの」と伝え、その言葉とともに、主人公とパティンソン演じる男が高層ビルを“下から上に”落ちていく。

さらに映像はレストランのシーンに。ケイン演じる男から「あるロシア人について興味があるようだな」と聞かれる主人公。このロシア人とはどうやらケネス・ブラナーが演じる悪役で、トレイラーの内容から推察するに“未来と交信”できるらしい。さらにこのロシア人について、パティンソン演じる男が「タイムトラベルか?」と聞くと、主人公は「いや違う、“逆転”だ」と答えていることから、どうやらこの映画は典型的なSFタイムトラベルものではなく、ビルを上に落ちていくシーンや、主人公が撃ったピストルの弾が弾倉に戻るシーンなどから、巻き戻しボタンを押すかのような現象が起きるのではと推察されるのだが……。

もう1つ気になるのが、主人公やブラナー演じるロシア人たちが酸素マスクのようなものをつけているシーンが何度も出てくることだ。このマスクは一体何を意味するのか。そしてそもそも「テネット」とは一体何なのか。考え始めるときりがない。

最も気になる公開日だが、今回のトレーラーでは最後に「COMING TO THEATERS(劇場公開)」とあるだけで、正確な日にちは明示されていなかった。本来ならば2020年7月17日に全米公開、9月18日に日本公開の予定だったが、トレーラーやウェブサイトからは公開日が削除されてしまっている。新型コロナウイルスの影響で延びるのか、それとも予定通りの公開となるのか、追って届く正式な発表を待ちたい。

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