批判上等、絡んできたヤツは論破 カーディ・B、ヒップホップ界の女王になっても変わらない

今や人気実力No.1の女性ラッパー カーディ・B。これまでにビルボードHot100チャートでトップの座に輝いた回数は5回を数える。この輝かしいキャリアを受けて、DJ キャレドの最新アルバム『Khaled Khaled(キャレド・キャレド)』に収録されている、DJ キャレドとのコラボレーション曲「Big Paper」では次のようにラップしている。

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“Five number ones, you got five number nones”
(5つのナンバーワン、あんたは5つのナンバーナシ)

2018年のメジャーデビュー以来、4年足らずで5回も1位に輝きながら、多くの「初」という肩書を達成しているのも特筆すべき点。御年28歳のカーディがビルボード・チャートの歴史にその名を刻んできたサクセスストーリーをその楽曲とともにプレイバックしてみよう。

「WAP」(2020年)

カーディとミーガン・ジー・スタリオンのコラボ曲「WAP」は、2020年8月22日付のチャートで首位を獲得。同曲はアメリカ国内において、発売初週における史上最多9,300万回ストリーミング再生を達成。これは、アリアナ・グランデの「7 Rings」が発売初週(2019年2月2日)に達成した8,530万回ストリーミング再生を上回る歴史的記録となった。さらに「WAP」は2人以上の女性アーティストがクレジットされた作品における史上9番目となるHot 100 No.1ソングとなった。

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「WAP」は、過激でセクシーなラップが“放送禁止レベル”だと物議を醸した。「第63回グラミー賞」でのパフォーマンスが過激すぎて、1000件を超える苦情が殺到する羽目になったが、その件についてカーディは、「セレブやアスリートの言動にいちいち大騒ぎするのは金輪際見たくないわ。それよりもまず、今アメリカが陥っているヤバい状況を改善するために皆で取り組まなきゃいけないんじゃないの?」というコメント。動画の中で彼女は、4月にミネソタ州で黒人男性ダンテ・ライトさん(20)が警察官に射殺された事件に触れ、「これに対しては誰も文句を言わない。アメリカがおかしなことになってる理由は警察以外のすべてのせいなのね。一体どうなっちゃってるわけ!?」と、自分のパフォーマンスの過激さ以前に声を上げなければいけない問題があるのではないかと訴えていた。
そして、「ヘイトも批判も批評も大歓迎。ビュー数稼ぐわよ!」と批判をモノともしない様子でお祝いツイート。さすがの一言だ。

「Up」(2021年)

そして最新曲は「Up」。3月14日に開催されたグラミー賞で、ミーガン・ジー・スタリオンとのメドレーの一部として披露したパフォーマンスが反響を呼ぶと、Hot100チャートで前週の6位から5ランクアップして1位に輝き、女性ラッパーとして1位獲得最多記録をさらに更新。R&B/ヒップホップ・ソング・チャートとラップ・ソング・チャートでもそれぞれ1位を獲得し、3冠を達成した。女性ソロ・アーティストがこの3冠を制したのは、リゾの「Truth Hurts」(2019年)以来約1年半ぶり。カーディにとってはデビュー曲「Bodak Yellow(Money Moves)」で達成して以来となる快挙となった。

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「Up」のMVが公開されると「Cardi」というワードがTwitterの世界トレンドで1位を獲得するなど、ヒップホップ界の女王としての力を改めて示した。
また、“ラジオでかけてもらうために金を積んだだろう”という噂が出回ったのだが、「そういうくだらない賄賂疑惑ってみんな大好きだよね。一応言っておくけど、あの曲が最初からNo.1でデビューしなかったのはそもそもラジオでかける回数が少なったからだからね。「WAP」なんてほとんどラジオでかからなかったけど1位になった。“勝利を目前にすれば、ようやく物語は始まる”ってことよ」とカーディ、根も歯もない噂だと一刀両断している。

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