メジャーデビュー・シングル「Bodak Yellow」で女性ラッパーとして初となるダイヤモンド・ディスクを獲得したカーディ・B。彼女がTwitterでその快挙を祝いながら、2019年に『Invasion of Privacy(インヴェイジョン・オブ・プライバシー)』がグラミー賞最優秀ラップアルバムを受賞した際の事も回想した。
実は当時、夭逝した故マック・ミラーと賞レースを争っていたカーディに対し、ミラーの遺族は、「もしマックが受賞を逃したなら、カーディにトロフィーを持ち帰って欲しい」と発言していた。実際にそうなりカーディも遺族も喜んだわけだが、カーディはこの事を振り返り、グラミー受賞をミラーと分かち合った、とポストしたのだった。
すると、この投稿にある一般SNSユーザーが批判めいたポストで絡んできた。投稿はすでに削除されているようだが、カーディはこの諍いをきっかけに生前マック・ミラーが受けていたSNSでの誹謗中傷をあげつらい、激しい批判を展開し始めたのである。
「彼の家族は私になんの敵意もなかったよ。なのになんでアンタが偉そうに言うわけ?」
「こうやってヴァイラルにしたいためだけにヘイトなツイートするのって本当に最低だと思う。ずっと助けを求めていた彼を何カ月もいじめて、車で事故った時も笑い者にして。まるで愛がないくせに」
交際していたアリアナ・グランデとの破局した頃の2018年5月、ミラーは交通事故をおこしていた。薬物のオーバードーズで亡くなるつい4カ月前のこと。
「マック・ミラーのファンたちにははっきり言っておきたい。グラミーでの事で私にムカついてるのはわかったわ。でもそのエネルギーはアンタ達の愛する人達のために使ってちょうだい。ただただバズらせるために彼の名を利用するんじゃない! お前らは、何ヶ月も何カ月も、彼をいたぶってきた連中と同じ。同類よ!」
あるユーザーは“グラミー賞の批判であってカーディへの批判じゃないのでは?”と横槍で参戦したが、「自意識過剰だとでも言いたいわけ? 下手なあげ足とろうとしてんじゃないわよ。もし彼が他のラッパーに負けたんだとしたらどうせ問題にしないくせに、相手はよりによってあのカーディだからね。私の名前をあげつらって繰り返し誹謗中傷されてしまえってことでしょ」とピシャリ。さらに「そもそもグラミーでの一件だけを持ち出すのっておかしくない? 彼がどんなにいたぶられたかのほうを話題にすべきじゃないの?」とのこと。いたって正論だ。
「誰かが本当にこの世からいなくなっちゃうまで、人は誰も本気にしてくれないんだわ」
いつものユーモアや歯切れの良さはありながら、イギリスのリアリティ番組を引き合いに出すなど、今回ばかりは怒りと諦めと少しの寂しさをにじませたカーディだった。
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