ヴィーガンナゲットはチキンナゲットなの? バーガーキングの斬新すぎる広告

バーガーキングがクリエイティブエージェンシー「David Madrid」とタッグを組んだ新商品『‘plant based’chicken nuggets(植物由来ヴィーガンナゲット)』を発表。広告では現代社会に生きる人々の悩みに着目し、日々の生活で感じる矛盾をシュールに取り上げている。

YouTube

「省エネ洗濯機を買いたいけど、洗濯機を持っていること自体が環境によくないのでは?」「娘にプリンセスのような格好をさせてあげるけど、それってジェンダーの捉え方を偏って植え付けてしまっているのでは?」など、世の中で増え続けている疑問を絶妙なさじ加減で問いかけていく。

確かに、「チキンが入っていないナゲットをチキンナゲットと呼んでいいのだろうか?」「それを好んで食べる人たちはベジタリアンになるのであろうか?」等、深く考え出すと止まらなくなってしまいそうな不思議な広告キャンペーンは話題を呼んでいる。

年々肉や魚類などの動物性食品を避けるベジタリアンは増加しており、大手ファストフードでは見た目も味も食感も肉に近いメニュー作りに本気で取り組んでいる。その中でもバーガーキングはヴィーガン志向の流れにうまく乗り、2021年に発売した植物由来ワッパーが人気を集めている。さらにロンドンでは試験的に1カ月間お肉を一切使わないレストランもオープンした実績を持つ。

選択肢に溢れた豊かな世界は必ずしもよいものなのだろうか? ブラックユーモアとウィットのバランスが絶妙なキャンペーンを制作した「David Madrid」のエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターであるアンドレ・トレド氏は「とても楽しいプラットフォームで、バーガーキングが誇るブランド、商品、植物由来カテゴリーにすごく大切な視点だと思いました。みんなこの作品を制作しているうちにもっと追求したい気持ちが生まれ、どんどんのめり込んでいきました」と当時を振り返る。

このグローバルキャンペーンはラジオCMやポスターなどで展開し、スペインとポルトガルからスタートしていく。

TAGS