ブラッド・ピットの声が一切聞こえない謎のCM

フランスのメガバンク「Société Générale(ソシエテ・ジェネラル)」傘下のオンライン銀行「Boursorama」が、ブラッド・ピットが出演するユニークなCMを公開している。

ニューヨークの街角を歩くだけで絵になる男、ブラッド・ピット。新聞を買い、通行人と挨拶し、コーヒーを買う。カメラに向かってしきりにしゃべりかけるが、なぜか彼の声は一切聞こえない。一方で、「よい1日を!」「おはよう、ブラッド!」「CM撮影かい?」など、店員や通行人が話しかける声はハッキリと聞き取れる。ブラッド・ピットはキャッシュレス決済を利用し、ATMを操作した後、タクシーへ乗り込む。

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一見するとブラッド・ピットの無駄遣いのように思えるこのCMだが、口コミで顧客を増やしてきた「Boursorama」は“我々の顧客以上に当行を上手におすすめできる人はいない”というメッセージを含みつつ、ブラッド・ピットのような有名人におすすめしてもらう必要はないことを表現しているという。

フランスの広告代理店「Buzzman」は、有名人が商品やサービスの素晴らしさをPRする従来のCM表現から脱するために、世界的に有名なハリウッドスターを起用しながらも、あえて直接的にPRしない新しいCMを制作したようだ。

他にもジョージ・クルーニーやレオナルド・ディカプリオといったトップスターも候補にあがったようだが、1991年の「リーバイス」、2012年の「シャネル No.5」などの有名ブランドCMに出演してきたブラッド・ピットがオファーを引き受けてくれたらしい。

今回のCMキャンペーンは、同銀行が500万〜600万ユーロ(約6億〜7億2千万円)という破格の予算をかけて、様々なメディアで大々的に展開するという。

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