重力の法則を無視 ループ回転中にエアーを決めた男 ボブ・バーンクイスト

基本的にスケートボードは平面や斜面など、2Dの世界を滑る乗り物だ。先端の角度が垂直になったバーチカル(スノーボードのハーフパイプのような形状)というセクションを使いこなすのがやっとで、それ以上の角度の滑りは事実上不可能とされてきた。

だが、そんな重力の法則を無視して、世界で初めてループ回転中にエアーを決めるという大技を成功させ、3Dの世界に足を踏み込んだ男がいる。それが今回紹介するボブ・バーンクイスト。ブラジルを代表するスケーターの1人だ。まずは彼がなし遂げた偉業をご覧いただきたい。

TEAM PAIN SKATE PARKS/YouTube

エアーをしないでただループ回転をするだけなら以前紹介したトニー・ホークが1998年に当時在籍していたバードハウスの名作タイトル『ジ・エンド』のラストシーンで披露している。

Skateboarding and the City/YouTube

ただでさえ、スケートボードでのループ回転は難しい。名だたるプロたちの練習風景を見てもらえれば、その過酷さが伝わるはずだ。

RIDE Channel/YouTube

そんなループ回転の途中でエアーを決めたボブ・バーンクイスト。これはスケートボード史に残る、歴史的快挙といえるのではないだろうか。

ちなみに余談ではあるが、このループセクションは彼の自宅の裏庭に設置された。彼は“夢の世界”として世界的に知られているスケート・パークを個人的に所有している。ロドニー・ミューレンと同じく、自宅で朝から晩までスケートボードの腕を磨いている者が、伝説を残す偉人たちの共通点といえるのかもしれない。

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