ストリートファイトな緊張感 素手ボクシング、ド迫力な殴り合い

3月に開催した『BKFC 16』のハイライト動画が公開された。あまりに過激で目を背けそうになる素手の格闘大会『BKFC(ベア・ナックル・ファイティング・チャンピオンシップ)』。攻撃を受けたファイターの血は飛び散り、あまりの衝撃に顔面は見るも無残に腫れ上がる。まるでリアルなケンカ、ストリートファイトを見ているような緊張感に、年々ファンが増えてきているのもうなずける。

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動画の冒頭に紹介される試合は、ベア・ナックル・ボクシング(素手ボクシング)の真骨頂。食うか食われるかスタイルのエリック・トンプソンが、豪快なパンチをぶんぶん振り回すが、逆にカウンターをもらいダウン。強気な姿勢が今回は裏目にでてしまった。
ワンパンチさえ当たってしまえば、どちらが倒れてもおかしくない試合も多いのがナックルファイトの醍醐味。デビッド・ディアス vs スペンサー・ルッジェーリ戦は、まさにド突き合いファイト。両者がふらふらになりながら、最後の力を振り絞って打ち合う姿に、つい大きな声で叫びたくなる。

巨漢の二人が殴り合う迫力満点のヘビー級や元MMAファイター同士のスキルたっぷりな試合など、ファンを飽きさせないのも『BKFC』が人気急上昇となっている理由の一つ。この興行でとくに注目度が高かったファイトはアーノルド・アダムスの約1年半ぶりとなる再起戦で、アダムスはヘビー級とは思えない鋭いパンチで1RKO勝利を収め、これから『BKFC』を盛り上げてくれそうな予感だ。
試合に負けはしたものの、46歳になった元ボクサー、デマーカス・コーリーの『BKFC』デビュー戦も会場が大いに沸いた。勢いのある若手のレジー・バーネットJr.に大健闘した試合はファンの心を打った。

そして『BKFC 16』のメインイベントが、動画の最後に紹介されるレオナルド・ガルシア vs ジョー・エルモア戦。似たようなファイティングスタイルを持つ両者の戦いは、期待を裏切らないパンチの応酬。2年ぶりにリングに戻ったガルシアが高いテクニックでエルモアに判定勝利。顔が変形するほど腫れ上がった二人の姿は痛々しいが、お互いに健闘を称え合う光景は見ていて清々しい。ガルシアはこの試合を最後に引退を発表した。

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