『bad guy』だけじゃない ビリー・アイリッシュの知っておくべきレアな名曲

デビュー・アルバム『When We All Fall Asleep, Where Do We Go?』に収録されたすべての楽曲がビルボードの100位以内にランクインしたビリー・アイリッシュ。史上最年少の18歳でグラミー賞主要4部門を受賞、ビルボードが選ぶ2019年度の“Woman of the Year”選出、「007」シリーズ最新作『007 ノー・タイム・トゥー・ダイ』の主題歌『No Time To Die』に抜擢など、若くして名実ともにトップアーティストとなった。

ベッドルームで兄フィネアスと楽曲を作っていた少女は、瞬く間に時代の寵児となったのである。しかし一瞬とはいえ、現在ほど誰もが知る存在ではなかった時期もあった。それに、あまりに有名な楽曲ばかりが並ぶので、意外と見落とされがちな作品、あえて彼女のレアな曲を紹介しよう。コアなファンなら再確認、ファンになりたてなら知っておいて損はないビリーのレアなナンバーだ。

「COPYCAT」

Billie Eilish/YouTube

2017年の記念すべきデビューEP『Don’t Smile at Me』のオープニングトラック。
“Copycat trying to cop my glamour/Why so sad, bunny, you can’t have mine?”
(コピーキャット、私の輝きを真似しようとしてる/悲しいの? うさぎちゃん 私みたいにはなれないから?)
まるで未来を予見するかのような内容。いまや彼女のスタイルを真似するフォロワーは多い。しかし、当時から彼女の我が道をいく姿勢は変わらず、ほかの誰も彼女のようにはなれていない。強烈なベースラインや美しいボーカルもすでに確立されている。

「WHEN I WAS OLDER」

Billie Eilish/YouTube

大きな話題となったアルフォンソ・キュアロン監督の映画『ROMA/ローマ』(2018年)の企画盤『Music Inspired by the Film Roma』ヘ参加した際の楽曲。ベック、パティ・スミス、アンクルなどの豪華アーティストとともに、監督直々に参加を要請されたビリーとフィネアス。映画に登場する少年ペペの「もっと年寄りだったころ、ぼくは水夫だったけど、嵐で溺れちゃったんだ」というセリフに触発されたと説明しており、波の音や木の燃える音など、作中場面からのサウンドも取り込んで真っ向から作品をトリビュートしている。

「Bored」

Billie Eilish/YouTube

Netflixの人気ドラマシリーズ『13の理由』のファーストシーズンのために提供した楽曲。ミュージック・ビデオに登場する16歳のビリーは青いダウンと銀色の髪が鮮烈で、すでにアイコンとしての存在感を放っている。

「lovely(With Khalid)」

Billie Eilish/YouTube

13の理由』のセカンドシーズンのためにカリードとともに書いた楽曲。フィネアスもプロデューサーとして名を連ねており、カリードもすぐにトップスターとなった。

「come out and play」

Billie Eilish/YouTube

AppleのCMのために書き下ろした楽曲。「クリスマスに、ギフトを分かち合おう」というCMメッセージと、ホリデーシーズンを意識したメロディとサウンドが感動を呼ぶ。

「&burn(with Vince Staples)」

Billie Eilish/YouTube

ノース・ロングビーチ出身のラッパー、ビンス・ステープルズをフィーチャーした楽曲。実は先行するナンバー「Watch」の双子のような存在である。当初、フィネアスとビリーは「Watch&Burn」という楽曲を制作していたが、途中で別々のトラックに分けたところ、ビリーが「ビンスにぴったり」だと直感したという。

「Six Feet Under」

Billie Eilish/YouTube

デビューEP以前に単発でリリースされたいくつかの単独シングルのうちの1曲。SoundCloudにアップされた2番目の楽曲で、彼女本人が監督し、母親のマギー・ベアードが編集したDIYなミュージック・ビデオも同時に公開された。“地面の下、6フィート”は棺桶に入れられた際に埋められる深さを指しており、死の匂いのするダークでスモーキーな世界観がすでに存在している。

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