48時間で破壊 バンクシー作品を狙った“謎の破壊者”は誰だ

世界各地でゲリラ的にその活動を展開するミステリアスなアーティスト、バンクシー。そんな彼の最新作がバレンタインデーを目前に控えた今年2月中旬に英国で発見された。

これまでと同様に、作品が描かれた詳細な時刻については不明だが、地元住民たちの証言によれば、2月13日の朝に通行人たちが気付いたという。場所はバンクシーの故郷とされるブリストルの市内に立つ一軒の民家の外壁部分。彼の公式サイト上に画像もアップされているので、しばしば話題となった“偽バンクシー”の作品でないことは確かだ。

しかしその後、この作品は発見からわずか48時間という早さで破壊されてしまった。あろうことか、何者かがバンクシー自身が描いた少女に重ねるように「BCC wankers」という文字と、ハートマークのようなものをピンク色のスプレー塗料で描いてしまったのである。

現地の報道などによると、こうしたバンクシー作品を狙った破壊行為が最近増えているようで、バンクシーと破壊者、そしてバンクシーの絵が描かれた幸運な家のオーナーの三者間で不思議なイタチゴッコの様相を呈しているという。もともとバンクシーの作品自体が第三者の建物などに描く「落書き」であるため、そこにさらなる手を加える破壊者の「落書き」だけを咎めるのは難しいようだ。

またそれに加え、過去には約1億5000万円もの値がつけられた『風船と少女』という作品が、オークションで落札されてすぐにシュレッダーにかけられるという事件も起きているため、近頃ではバンクシー自身が“謎の破壊者”として、自分の作品を破壊しているのではないかという憶測まで出ている。

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