先日開催されたベア・ナックル・ファイティング・チャンピオンシップ(BKFC)のイベント、ナックル・マニア(Knuckle Mania)のヘッドライナー、ペイジ・ヴァンザント vs ブリテン・ハート戦。
UFCファイターでありながら、持ち前の美貌を活かしモデル業やアパレル業も手掛ける輝かしい経歴を持つペイジ・ヴァンザントのBKFCデビュー戦として注目を集めた一戦だったが、試合の前と後で2人のファイターの立ち位置が逆転する意外な結果となった。ほぼ無名選手だったハートがヴァンザントから大金星を上げ、一躍スターへの階段を登ったのだ。
今後BKFCでますますの活躍が期待されるハートについて、今のうちにチェックしてみよう。
ハートは現在31歳。格闘家としての戦績(ヴァンザント戦前)は、BKFCで2勝2敗、ボクサーとしては4勝4敗3分。高校でサッカーとバスケットボール選手として活躍した後、大学院で体育学の修士号を取得。その後2016年にボクシングジムに入門すると、その年のうちにプロに転向した。しかしボクサーとしてのキャリアのほとんどがクラブのショータイムでのパフォーマンス。しばらくの間は煮え切らない日々を過ごしていたようだ。
そんなハートが初めて注目されたのが、自身にとってプロデビュー戦となった2019年のBKFC2。対戦相手はBKFCトップ選手のベク・ローリングスだ。この試合でハートはローリングスと激しい打ち合いの末、5R判定負けを喫するも、トップ選手と互角に戦える実力を証明してみせたのだ。
すると試合には負けたものの、BKFCの創設者であるデイブ・フェルドマンがハートの実力を確信し、重要なマッチメイクでハートを起用するように。そしてローリングス戦から3試合後に、ヴァンザントのBKFCデビュー戦の対戦相手に指名されることになったのである。
26歳でボクシングを始め、格闘技に自身の人生を賭けたハートは、ヴァンザント戦後に次のように話している。
「女性として格闘技で生きていくのは難しい。以前メインイベントで試合をしたけど(ローリングス戦)、スプリットデシジョンだった。(その結果だと)2度目のチャンスがない人もいる。メインイベントであることは素晴らしいことだけど、セカンド・チャンスを与えられたからこそ勝利を手にいれることができた。私は文字通り“ファイター”。ボクシングでも戦ってきたし、ストリートでも戦ってきた。そして今はBKFCで戦っている。MMAでも戦える。もし“最高”のファイトがあるとするなら、そこには私が必ずいる」
ボクサーとして数年間辛酸をなめながら、腐ることなく技術もメンタルも磨いてきたハートのこれからの活躍に期待したい。
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