映画『るろうに剣心』シリーズにも影響を与えた “宇宙最強”ドニー・イェンのアクションスタイル

「イップ・マン」シリーズ最新作にして最終作『イップ・マン 完結』が、2020年7月3日(金)より劇場公開される。世界に誇るアクションスターで、30年以上のキャリアを持つアクション監督でもあるドニー・イェン。
ドニーのスピード感と力強さに満ちたアクションスタイルは、香港や中国のみならず、日本の映画にも影響を与えてきた。

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そんなドニーのアクションの影響が顕著に見られるのが、大友啓史監督、佐藤健主演で伝説の人斬り・緋村剣心の流浪の旅を描く映画「るろうに剣心」シリーズ3作品だろう。『るろうに剣心』(2012年)、『るろうに剣心 京都大火編』(2014年)、『るろうに剣心 伝説の最期編』(2014年)でアクション監督を務めた谷垣健治は、20年以上にわたってドニー・イェンが率いるスタントチームの一員として活躍してきた人物であり、香港のスタントマンたちによる団体<香港動作特技演員公會(Hong Kong Stuntman Association)>に所属する唯一の日本人としても知られている。

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そんな谷垣が手掛けた「るろうに剣心」シリーズのアクションシーンでは、ドニーの武術を取り入れたアクションと同様に、スピード感や力強さが強調されたスタイルが見られる。武器を使ったダイナミックな立ち回りから、さまざまな種類のキック、飛び膝蹴りや蟹挟といった足技、柔道やレスリングあるいはパルクールの要素、そして豪快で荒々しい肉弾戦まで、共通するところも多い。たとえ剣客による戦いであっても、剣という武器だけではなく、身体の動きを使った攻撃が多く描かれている点にも注目したい。

日本のアクション監督の第一人者である谷垣は、師と仰ぐドニーのスタイルを受け継ぎながら、情熱をもって革新的なアクションとリアリティを追求することで、日本の剣術を描く映画を新たな次元へと飛躍させている。

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