浮気レベルの罪深さとネタバレの危険 Netflix、Amazonプライムビデオなど動画配信サービスが生んだ新スラング

動画配信サービスでシリーズもののドラマを、カップルや夫婦で一緒に見て楽しんでいる人も多いだろう。いつも2人で見るならいいが、一方が相手の知らぬ間に先のエピソードを見てしまったとき、微妙に気まずい状況が発生する。なんで先に見たのか相手のモラルを疑いたくなるし、再び2人で番組を楽しむには相手が見たところまで追いつかなければならない。ネタバレの危険だってある。

英語ではこの状況を「Binge Cheat(ビンジ・チート)」と言うそうだ。Amazonの同名コマーシャルを見るとその罪深さをがよくわかる。

amazon/YouTube

舞台はあるカップルの家。深夜、彼女はベッドから抜け出した彼がバスルームにいるのを見つける。彼は彼女に黙ってこっそり、Amazonプライム・ビデオで番組の続きを見ていたのだ。彼は浮気がバレたかのように狼狽している。

Amazonはこのコマーシャルで自社製品とプライム会員特典を紹介した。ベッドサイドに置いてあるのは画面付きのスマートスピーカー「Echo Show」であり、彼氏がパートナーを差し置いてでも見たかったのは、プライム・ビデオで見れるアル・パチーノ主演のAmazonオリジナル番組「ナチ・ハンターズ」だ。

Amazon Prime Video/YouTube

ちなみに「Binge Cheat」は、番組を一気見するという意味の「Binge watch」とズルや浮気を意味する「Cheat」が合わさった言葉だ。NetflixやAmazonプライム・ビデオを始めとする動画配信サービスは、こうした新しい言葉が生まれるほど、人々の生活に深く根付き、ライフスタイルにまで影響を与える存在になっていると言えそうだ。

文・大熊希美

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