スカーフェイス、ゴッドファーザー… アル・パチーノになぜ惹き込まれるのか?

約50年にわたり、観る者の心に残るような素晴らしい演技を見せてきた名優アル・パチーノ。映画『ゴッドファーザー』(1972年)、『スカーフェイス』(1983年)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年)、Netflixオリジナル映画『アイリッシュマン』(2019年)などからの映像を交えて、パチーノの秀逸な演技力について解説されている。

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・自然体で演じる
ギャング、銀行強盗、警官、平凡な会社員など、どんな役柄にもハマるアル・パチーノ。カリスマ性を持つ彼に不似合いな役柄を見つける方が難しいかもしれない。しかも、彼の演技は常にリアルで自然だ。与えられた役を単に演じるというよりも、どの役の中にも自身と重なる部分を見出している。

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・味のあるキャラクターが生まれる
彼は明確なモチベーションに基づいてキャラクターを作り上げる天才だと言えるだろう。彼はなるべく繊細さやニュアンスが加わった演技を披露しながら、強烈かつ魅力的なキャラクターを演じてきた。映画『ゴッドファーザー』でアル・パチーノが演じた暴力的なマフィアのボスとなるマイケル・コルレオーネは、家族を守るために行動し、根底には愛や忠誠心がある。また、『スカーフェイス』の主人公トニー・モンタナは、麻薬ビジネスによりアメリカの裏社会でのし上がっていくキューバ系移民だが、それまでの映画史で描かれてきた主人公像よりも観客にとって身近に感じられるキャラクターだった。

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・献身的に作品を作り上げる
アル・パチーノが長年愛するシェイクスピアの史劇『リチャード三世』の舞台化を記録した演劇ドキュメンタリー『リチャードを探して』(1996年)。彼はリチャード三世に代表される悲劇的な役柄からも影響を受けていると思われる。シェイクスピア作品や古典的メロドラマなど演劇への造詣が深いアル・パチーノは、この役に魅了されて自ら熱演した。

・ダイナミックな演技で魅せる
アル・パチーノは、ダイナミックで想像を超えた演技を披露することも多い。特に『スカーフェイス』以降は、彼の力強い演技において爆発力のある一面が注目されてきた。たとえ穏やかな語り口で話すキャラクターだとしても、突如怒りを爆発させたりもする。

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