「自分を探す旅。深遠な宇宙が人間の心を表している」 ブラッド・ピット、宇宙飛行士に挑む

日本でも絶大な人気を誇る世界的ハリウッドスター、ブラッド・ピットが初めて宇宙に挑んだ話題作『アド・アストラ』が9月20日(金)より公開となる。

20世紀フォックス映画公式チャンネル/YouTube

第76回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、ブラッド・ピットが“宇宙”という新境地でみせた迫真の演技、そしてエンターテイメント大作でありながら、没入感のあるリアルな宇宙描写や、親子の絆を軸とする深遠な人間ドラマを見事に描き切り、アカデミー賞ノミネート確実の“ブラッド・ピット史上最高の演技”、と世界中のメディアから大絶賛を受けている。

本作で初めて宇宙飛行士を演じたブラッド・ピットが来日し、記者会見に出席した。

宇宙で消息を絶った父の探索の旅に出る、宇宙飛行士のロイを演じ、オスカー作品を輩出し続けるプランBの代表でもあるブラッド・ピットは、「プロデューサーも演技も両方やることは責任も増えること。共同で取り組むスポーツみたいなものだ。毎日が挑戦の連続で失敗や間違いもあるが、とてもエキサイティングだった。この映画では昼間は俳優、夜はプロデューサーをするのが僕のスタイルだった」と答え、俳優、そしてプロデューサーとしての自らの役割を明かした。

更に、「宇宙を舞台にしたエンターテインメントを作る上で、今までにないことをチャレンジしたかった」と語り、「一番のチャレンジは宇宙服を着ながらピーターパンのようにワイヤーに吊るされたことが大変だったよ。どこまで吐かずにやれるかテストしたんだよ(笑)」と少しおどけながら、キャリア初となった宇宙飛行士役の貴重なエピソードを明かした。

また、世界で話題となっている没入感のある宇宙空間の演出に関して「あまりCGに頼らず、実際に撮りたいと思ったんだ。現実撮影と最低限のCGを組み合わせた。そのおかげで臨場感ある体感的な真実味のあるものになったんだ」と、ほぼCGを使わないことで迫力ある宇宙描写を実現したこと語った。

ブラッド・ピットは、「この映画は自分を探す旅。深遠な宇宙が人間の心を表しているような気がするんだ。ロイが押し殺してきた葛藤や、自分と向き合う物語を描くうえでピッタリだと思ったよ。一人の男の繊細な物語を演じることは難しかった。でも満足いくものになったよ。(俳優業をセーブするというニュースもあったが)僕は今まで通り、プロデュースも俳優業も、自分が心惹かれるものには挑戦していくつもりだ」と語り、会場を大いに沸かせた。

今回の特別ゲスト、毛利衛さん(日本科学未来館館長、宇宙飛行士)と、山崎直子さん(一般社団法人Space Port Japan代表理事・宇宙飛行士)が登場すると、ブラッド・ピットは少年のように目を輝かせ、本物の宇宙飛行士に是非聞きたいと、立て続けに二人に向けて質問を浴びせた。

宇宙から見た地球は、劇中では“青いビー玉”と表現しているのですが、実際どんな印象を持ちましたか?という問いに対し、毛利さんは「92年の9月12日に私は初めて宇宙に行きました。そんな記念すべき日にブラッドさんに会えてうれしいです」と喜びを表しながら、「宇宙からみた地球は誰が見ても驚くほど美しい。それを世界に届けたいと思い、私は今この仕事を続けています」と地球の真の美しさを語り、山崎さんは「地球自身が生きているように感じました。宇宙はどこか懐かしく、故郷を訪ねているような気持ちになるんです。」と初めて宇宙から地球を眺めた感想を語った。

映画について毛利さんは「ブラッド演じるロイの表情が素晴らしいと、まさにクルー同士のコミュニケーションを繊細に表現していて驚いた」、山崎さんは「家族を置いて宇宙へと旅立つ宇宙飛行士の気持ちを思い出し、何度でも何度でも観たいと感じられる作品でした」と語り、作品を激賞し、ブラッド・ピットと熱い握手を交わした。

地球から43億キロ離れた太陽系の彼方で消息を絶った父はなぜ生きていたのか?そして、なぜ危険な実験を抱えたまま彼は姿を消したのか?父の謎を追い、宇宙の彼方でロイ・マグブライドが見たものとは?

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映画『アド・アストラ』は9月20日より全国ロードショー

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