21サヴェージ、銃犯罪による暴力を減らす

アメリカのジョージア州アトランタ育ちの新世代ラッパー、21 Savage(21サヴェージ)。壮絶な生い立ちから成り上がったヒップホップ界の異端児が今年5月5日、クラーク・アトランタ大学で行なわれる『Summer of Peace(サマー・オブ・ピース)』への参加を発表した。

『サマー・オブ・ピース』は、毎年夏になると10代の若者による銃犯罪が急増することを受け、初めて企画されたイベントで、アトランタの公立校に通う約500人が参加予定。

グラミー賞で最優秀ラップ楽曲賞を受賞した経験を持つ21サヴェージは、慈善活動を長く続けていることで知られる。自身が立ち上げた<Leading By Example Foundation(リーディング・バイ・エグザンプル・ファウンデーション)>で様々な活動を行なっており、昨年は6回目となる「Issa Back 2 School Drive」を開催して数千人の子供達にノートパソコン、フェイスマスク、学校用品などを支給した。過去にはアトランタにある大学などで生徒たちと意見交換を行い、経済力、音楽業界の仕事、ギャングの暴力、銃規制などについて講演した。

幼い頃にギャングの世界に足を踏み入れ、実の弟や親友を失くした悲しい経験を持つ21サヴェージ。自身のリリックに銃や暴力についてラップをすることがあったため疑問の声も挙がるが、Twitterでは平和を願う投稿が多く見られる。

「俺がいなくなるまで穏やかで暴力が無い世の中になるよう恩返ししていく!(I’m doing everything in my power to give back and calm the violence until I’m gone !)」

「2021年は平和、一体感、愛のある年にしよう!!!(Peace Unity And Love All 2021!!!)」

「すべての暴力が無くなればいいのに。世界は今、愛より憎しみに満ちている!(i wish all this violence would stop it seems like it’s more hate than love in the universe right now !)」

「学校を作りたい!(I want to build a school !)」

『サマー・オブ・ピース』を主催するのは地元の裁判所、法務官室、保安官事務所、民間企業や団体。「地元のアーティストにパフォーマンスをしてもらって、若い世代の心に響くことを願っています。彼らの暴力に対する気持ちや考え方が変わってくれると信じています。1人でも銃を使用しなくなれば、命が救われることに繋がります」と裁判所の首席判事、ケニヤ・ジョンソンは語る。21サヴェージがどのようなパフォーマンスでティーンにメッセージを伝えるのか楽しみだ。

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