ボンドの集大成、ダニエル・クレイグの最後にふさわしいフィナーレ

「007」シリーズ25作目で、前作『007 スペクター』から5年ぶりの最新作となる『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(4月10日より公開)より、監督と脚本を務めるキャリー・ジョージ・フクナガが最新作について語った映像が解禁となった。

ユニバーサル・ピクチャーズ公式/YouTube

「スクリーンに白い丸が現れるとアドレナリンが吹き出してくる」

キャリー・ジョージ・フクナガ監督が本作におけるジェームズ・ボンドという“ヒーロー像”について初めて語った映像は、007シリーズ伝統とも言える銃口の中からジェームズ・ボンドのシルエットが登場し、ボンドがスクリーンの観客に向かって銃を撃つというシーンから始まる。

監督は前作『007 スペクター』(15)から5年経ち、「脚本家、そして監督としてボンドを捉え直すことに重点をおいた」と、ボンドという人物が流れた年月でどう変わったのかということを描くことが重要だと明かす。また、「00の任務にもがく姿は傷ついた獣のようだ」「世界は変わった。そしてルールも変わった。非対称戦争時代のスパイのルールも複雑になった。ボンドが家族のように想う仲間も皆が脅威に晒されている」というコメントとともにボンドの恋人マドレーヌ(レア・セドゥ)の思いつめた表情が映し出され、『007 カジノ・ロワイヤル』(06)でのヴェスパーの悲劇が繰り返されるのではないかと思わずにはいられない。

また、本作でラミ・マレックが演じる役は、因縁の敵スペクターよりも頭脳派でシリーズ史上最凶の敵と語る監督は、「(今作は)最初から最後までノンストップ。レースさながらだ」と、本映像内にもある激しいカーチェイス、バイクチェイス、銃撃戦や肉弾戦といった息つく暇のない大迫力のアクションシーンが収められていることも明かす。

そして「世界と人類の命をも救う。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』はボンドの集大成だ。彼が出会ったすべて、トラウマや失ったものまでも。最も挑戦的で困難な任務。それが今作の狙いであり、特別なものにしたかった」と、本作でボンド役引退を公言したダニエル・クレイグの最後にふさわしいフィナーレを迎えることを示唆。クレイグ演じるボンドが過去4作で追ってきた事件がすべて関連していたことが明かされた前作に続き、これまでの事件に隠されたさらなる新事実が明らかになることも想像を広げる。

「007シリーズの根底にあるもの、危険であり感情が揺さぶられるもの、そして語られることのなかったもの、全てが明らかになる。ダニエル・クレイグにとっての最終章だ」とコメントを寄せ、ダニエル版ボンドの集大成、約60年に渡り続いてきたシリーズの重要な転換点となることへの期待を膨らませずにはいられない映像に仕上がっている。一体どんな意味が込められているのか!?

前作に続きジェームズ・ボンドにはダニエル・クレイグ、製作陣からは「007」シリーズを牽引してきたバーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソンらが参加。監督に、ドラマ「ビースト・オブ・ノー・ネーション」、TVシリーズ「トゥルー・ディテクティブ」のキャリー・ジョージ・フクナガ。さらに、2019年に「ボヘミアン・ラプソディ」でアカデミー賞主演男優賞を受賞した実力派俳優ラミ・マレックを悪役として抜擢、レア・セドゥ、ラシャーナ・リンチ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス、ビリー・マグヌッセン、アナ・デ・アルマス、ロリー・キニア、デヴィッド・デンシック、ダリ・ベンサーラ、ジェフリー・ライト、そしてレイフ・ファインズらシリーズ続投の出演者に加え、フレッシュな顔ぶれ含め豪華キャストが出演。シリーズお馴染みのビッグアーティストの主題歌には本年度のグラミー賞で主要4部門含む5部門を弱冠18歳で獲得したビリー・アイリッシュを起用し、さらなる話題を呼んでいる。

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